第7話 ちょっと自分語り

 さて今回の話ですが、ネタ話でもネガティブでもなく、ちょっと自分の執筆に対するスタンスというかなんというか、まあ自分語りをしたいと思います(今までで一番エッセイぽいか?)。


 IDをご覧になれば一目瞭然ですが、私は50のオッサンです。そんなのが何故今更、投稿サイトで作品を発表しているのか。

 その理由を書いてみたいと思います。どうか皆様、しばしオッサンの自分語りにお付き合い下さいませ。


 小学校時代は、冒険小説やSFが好きでした。「三銃士」に始まるダルタニヤン物語、「地底旅行」「ロストワールド」「ソロモン王の洞窟」「ゼンダ城の虜」、レンズマン、キャプテンフューチャー等々。

 これらを読み憧れ、自分でもちょこっと話を考えたりなどしていました。

 こういった話を考えるというのが、ある程度明確になったのが中学でした。

 中学生になったら大人向けの小説も読むようになり、大藪春彦や平井和正にはまりました。そして小学生の時には漠然としていた「話を考える」というのがはっきりとして、ノートに色々な小説(のようなモノ)を書き殴ったものです(いわゆる黒歴史ノートですね)。

 高校になると、小中といじめられっ子のボッチだったのが友達と言える者もでき、彼らと同好会を作りTRPGに明け暮れていたので、小説を書くことはあまりなくなりました。

 そして高卒で就職して仕事に追われ、小説を書くことなどほとんど無くなりました(現実を知ったとも言う)。

 中学生の頃に夢見た小説家・作家の夢、それは大人になり現実を知ったことで、私の中ではロウソク1本の火位になってしまいました。

 月日は流れ世の中に携帯電話が流通し始めてネットも普及し、いつしか携帯小説なるジャンルが出始めました。

 素人がネット上に好きな話を書く、という新しい試みは画期的だったと思います。

 それまでは何処かの賞に応募するか、即売会などで売りに出すかしか無かったのが、好きに発表できるようになったのです。

 そしてその携帯小説は発展を遂げ、投稿小説サイトとなりました。数年間は読み専でした。それで良かったのです。

 皆様の心がこもった小説を読んで楽しんで、それで良かったはずでした。

 しかし、皆様の近況コメントや感想などを見ている内に、心の中のロウソクの火が激しく燃えだし、試しに「オッサンの駄文」を投稿しました。

 これが殊の外好評で応援をいただき、私は承認欲求というほど大袈裟ではないですが、満たされた気分になりました。

 少年の頃の夢をささやかではあるけど果たしたと言う自己満足。

 これに続けて、中学の頃に考えた話に大人なりの手を加えた「ゼロ・ファイル」を投稿いたしました。

 これも大好評と言うわけではありませんが、応援してくれる方々がおられ、喜ばしい限りです。大感謝です。


 さて以上の通り、私の執筆のモチベーションは自己満足です。好きなものを好きなように書く。それだけです。果たせなかった少年期の夢をここでささやかだけど果たす。

 そんな私の自己満足の産物を読んで下さり、あまつさえ応援して下さる方々には感謝しかありません。

 「駄文」「ゼロ・ファイル」が連載中ですがエタらせることは絶対ありません。

 ツイッターでも書きましたように、モチベーションが途切れたなら、どんな形でもいいから最終回は書いて終わらせます。


 皆様、オッサンの自分語りにお付き合いいただき、有り難うございます。


 それでは皆様、良きカクヨムライフを。

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オッサンの駄文 ハッシー @s440724

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