第6話 ガジェット② パワードスーツ

 さて今日の御題は、みんな大好きパワードスーツです。

 元祖はご存知ハインラインの「宇宙の戦士」ですが、それから数十年たった今、極東の島国 日本でガラパゴス的な進化を遂げ、多種多様なパワードスーツ(強化服)がフィクションで大活躍しております。

 多分、日本だけでしょ、こんなに色んな作品にパワードスーツ出してんのは。

 という訳で、今回もネタ話にお付き合い下さいませ。

注:本文は、私の個人的感想であり意見です。


1:強化服

 日本ではやっぱりコレですよね、戦隊シリーズに代表される強化服。普通の服と大して変わらないのに、超人的な力を発揮できる。

 アレってどういう仕組みなんでしょうね。機械式ならパワーアシストの原理は分かるのですが。まあ、一応説明のある作品もあるのですが、ほぼ説明無し。

 戦隊初代のゴレンジャーとかは、ゴレンジャースーツを着ると着用者の身体機能が強化・増幅されると説明されてました。つまり、着用者の体自体を何らかの力により強化しているらしいのです。

 他にはジェットマン、オーレンジャーなどのように着用者が元々何らなの要因により(バードウェーブとかオーラ力とか)超人化しているので、スーツはただの防護服であるという物もあります。

 それ以外の何の説明も無いのはどうしましょうか。

 まあ無理矢理な解釈としては、スーツの繊維が伸縮し人工筋肉の役割を果たしているという所でしょうか。

 アニメの方だと、元祖テッカマンは高周波かなんかで南丈二の体を強化しているんだっけか、その強化された体の上からバラ線巻いて鎧を着けてるんですよ。幼心に「バラ線痛そ~」と思ったもんだった。

 あとポリマーですが、スーツを構成している分子化合物が人工筋肉の役割を果たしてるんだろう。うん、多分そうだ。


2:機械式

 現実世界でも各国軍部が研究中の強化外骨格(エグゾスケルトン)です。

 やっぱ元祖は「宇宙の戦士」に出てきたパワードスーツですか。映画の「スターシップトルーパーズ」では全然出てこないで、第3作の終盤でチョコッと出てきて終わりでしたが(クソったれ)。

 今一番有名な機械式パワードスーツと言えば「アイアンマン」でしょうかね。

 しかしこのアイアンマン。ちょっとやり過ぎな気がしないでも無い。まだ第1作目は許せたのですが、IWのナノテクまで持ち出してきての着用シーンはん~という感じです。

 さて日本ですが、やはり宇宙刑事に代表されるメタルシリーズですね。

 ああ忘れもしない少年期。テレビマガジンかなんかでギャバンの予告を見て一目で気に入り、金曜夜七時半で放映するとのことでしたが、「サンディベル」という女子向けのアニメがやっておりましたので「こんなんいいから早く最終回迎えてギャバンやれ」と思ったモノです。

 ギャバンの特徴と言えば、やはり「蒸着」だよね。それまではなぁなぁだった変身シーンをきっちりバンク使って毎回説明していたのですよ。粒子状にしたメタルスーツを衛星軌道上から照射して装着するというカッコ良さ(え、ナノテク使って装着するアイアンマンとどこが違うんだって?やだなぁ、ギャバンはカッコいいからいいの!ちなみに私はアベンジャーズではキャップが好きです)。

 この機械式ですが、パワーアシストの原理にいたっては説明するまもないと思いますが、モーターとかアクチュエータ、油圧シリンダーなどの機械で人間離れした力を出すという物です。

 宇宙刑事から始まったメタルシリーズが、日本における機械式パワードスーツを担っておりましたがそれも途絶え、今では仮面ライダーで見かけるのみ、悲しいなぁ。

 パワードスーツ系のライダーと言えば、初の体制側のライダーG3(とその後継G3X)から始まり、555・剣・カブト・イクサ・000のアレ(名前忘れた)などがあります。が、ここで声を大にして言いたいのは、パワードスーツならきちんと装着しろよ!

 他の話でもしたと思うのですが、装着シーン描写してんのG3とG3Xだけで、他は変身してるのと変わらない。ダメージ受けた時にヘルメット割れて顔見せりゃいいってもんじゃねーよ。

 他の媒体だと、サクラ大戦の光武(ゲーム版の方。アニメのは操縦式)、スプリガンのAMスーツ(人工筋肉式と機械式の二通りありましたね)、モスピーダのライドアーマー(パワーアシストはついてないって話だけど作中描写見る限りパワードスーツと言っていいと思う)、メガゾーンのガーランド等々、枚挙に暇がありません。

 で問題があります。有人操縦式のロボットをパワードスーツの延長として考えていいのかどうか。ガンダムのモビルスーツという名称は、この考えに基づいてなのですが、皆様はどう思いますか?

 私個人としてはノーです。やはりパワードスーツは着込むものであり、操縦式のはロボットだと言いたい。ギリギリ、フルメタのアームスレイブがパワードスーツ。

 他は、ボトムズのAT、ガサラキのTA、アニメ版の光武などは操縦式なのでロボット扱いしております。

 友人達とこの事について話していると、トレース式のロボットはどうすんだ、となります。

 トレース式、スレイブ式とも言われますが、要は操縦者の動きまんまに動くロボットのことです。ジャンボーグAとかGガンダムなどですね。

 これもやっぱりロボットだよね。幾ら操縦者の動きをトレースしてるとは言え、十メートル超すのをパワードスーツ扱いしたくない。


3:生体型

 着用者と融合し、その生体機能を増幅するというモノ。

 まあ、ガイバーだよね。これ以外あったっけ?

 オカルト系になると、チャンピオンに連載されていた「ケルベロス」の狗骸(実体持った犬神)なんかが近いけど、これは同化というか憑依になるのかな?

 このパターンは同化するのは多いんだけど、着脱可能というのはないんだよなぁ。ホント、ガイバーぐらいしか思い浮かばん。


以上、思いつく限り書いてみましたが「他にもあるだろ」という方は、近況の方にコメント下さい。

 

それでは皆様、良きカクヨムライフを。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る