第5話 TRPG
さて、オッサンの駄文 第5話です。
前の第4話はヤバイことを書き散らかしてドン引きされました。が、あれは障害者を隔離しようという意図ではなく、罪を犯した者が病気だからといって罪を免れ若しくは軽減されて実質野放しになっている状況に対して言ったことです。ま、気を取り直してネタ話に戻りましょう。
今回の御題はTRPGです。テーブルトークロールプレイングゲームの略でございます。
知っている方は多いと思いますが、知らない人の為にご説明いたしますと、審判役・進行役のゲームマスターと複数人のプレイヤーとに分かれ、その会話によって進むアナログのRPGです。
ステータスなどを紙のプレイヤー・シートに書き、行動の成功失敗などは様々なサイコロを振って判定をします。この成功率は、その行動の難しさとプレイヤーのキャラクターの能力値によって算出されます。
まあ、このような文で説明されただけでは分からないと思いますので、興味を持たれた方は、様々なリプレイ(ゲームの実況)本などが売られていますのでそれを買って読むか、ちょうど今このカクヨムでTRPGに関するコンテストがやってますのでそれのリプレイを読まれるかするとご理解いただけると思います。
さて、ここから先はいつも通り古いネタ満載で私のTRPG歴をつらつらと書いてみましょう(あ、なんかどっかから「おめーの本性は分かってんだ、猫被ってんじゃねえ」て声が聞こえる気がするけど気のせい気のせい)。
注:本文は私の個人的な意見であり感想です。
1:D&D
やっぱり基本はコレ。最古のTRPG、ダンジョンズ&ドラゴンズです。
私がやっていたのはかなり古い版で、スキルの概念のない奴ですね。赤本って呼ばれているのかな?
人間が4つの職業(戦士、魔法使い、僧侶、盗賊)に別れて、ドワーフ、エルフ、ハーフリング(ホビットのような種族)は独自の種族としてありました。
ドワーフは戦士の亜種(抵抗力が高い)、エルフは魔法戦士(成長がすこぶる遅い。レベルアップの為の必要経験値が多い)、ハーフリングは軽戦士といった感じですか。
さて、日本においてD&Dを語る際に避けては通れない作品があります(あくまでも個人的意見)。
ロードス島戦記、コレですよコレ。日本におけるファンタジーの金字塔。
若い人は知らないと思いますが、このロードス島戦記は、当初コンピュータ雑誌のTRPGの紹介の為の連載でD&Dのリプレイだったのです。
なのでパーティのメンバーも、戦士のパーン、魔法使いのスレイン、僧侶のエト、盗賊のウッドチャック、ドワーフのギム、エルフのディードリットとなっており、D&Dの基本と言えますね。
ちなみに、この連載当初を見ていた人しか知りませんが、ディードリットはネカマです。
は?と思われるかもしれませんが、実はディードリットのプレイヤーは男性だったのですよ。キャラクターを作った際に、紅一点が欲しいという話になり、それならやはりエルフだろ。ということで男性プレイヤーが女性キャラのディードリットを演じることになりました。
このD&D版ロードス島戦記は2部まで続き、3部からは独自のルールというかゲームシステムになりました(今現在ロードス島戦記RPGと呼ばれているものです)。
このD&D版ロードスは版権の問題か、出版されておりません(ロードス島戦記RPGでやり直したのは出版されてますが)。又読みたいんですけどねえ。
で私はもっぱら戦士をやっておりました。コレが一番気楽なんですよ、ルール上。
まあ物理攻撃しかできない分、警戒を厳しくしたり色々と探索の意見したりとかしなきゃ駄目なんだけど。
このD&D、魔法がMP制ではなく回数制なんですよね。
エルフと魔法使いは冒険に出る前に回数分、手持ちの呪文を覚えておく(手持ちにない呪文をは覚えることができない)。冒険中はその覚えた魔法しか使えないという、今考えるとかなりのマゾ仕様。
僧侶の魔法は同じレベルの魔法ならどれでも回数分使えるので楽です。
低レベルでの必須魔法はスリープですね、ホントこれないと駄目。作ったばかりの1レベルキャラなんかコボルト・ゴブリンの群れにたやすく殺されるから(ゴブリンの一撃で戦士のHPの半分以上が削られる)。相手眠らせないと勝てません。
今出ている最新版はかなり仕様が変わっている(リプレイで読んでるだけでやってないのだけと)、ほぼ別のゲームになってるなあ。
2:ローズトゥロード
国産初のTRPG(だよね確か)。コレを学生時代、友人達とやっておりました。
このゲームはHPの概念がなく、ダメージを喰らうとそれを能力値に割り振って減らしていくというシステムでした。
これも版を経るごとにシステムが改訂され、最新版はやってた頃の面影はありません。
3:T&T
トンネルズ&トロールズ、超豪快なゲームです。
武器ごとに決められた数分だけサイコロを振り出た目に、能力値から算出される攻撃修正を加えて攻撃力を出す。
そして味方陣営の攻撃力を全部足し、敵陣営の攻撃力の合計と比べて、負けた方に差額分のダメージが行くという豪快さ。
テンダイスソード(サイコロ10個振れる魔剣)持って暴れまくったっけ。
そしてこのゲームの特色として異種族があります。エルフとかドワーフとかのね。
この異種族やると能力値が極端になるのですよ。人間と同じように能力値をサイコロを振って決めるのですが、その出た数値に種族ごとの倍数を掛ける。ドワーフだったら体力関係を倍に、エルフだったら知力と魅力を倍に、てな具合に。
そうすると超極端な能力値のキャラクターの出来上がりとなります。あっはっは、笑っちゃうね。このルールの為に能力値勝負になった場合、人間は他種族には勝てません。
人間の利点は一つ、平均的であると言うこと。長所は無いけど欠点も無いという。
4:クトゥルフ神話TRPG
言わずと知れたクトゥルフ神話の世界を舞台にしたTRPGです。
このゲームの最大の特徴と言えば、正気度と正気度チェック(SANチェック)でしょう。
キャラクターの能力値に正気度というそのものズバリなものがあり、ゲーム中でショッキングな出来事がある度に正気度チェック(SANチェック)が入り、コレに失敗する度に正気度が減り、ゼロになったら発狂でリタイアというもの。これによってホラーの風味をゲーム的に表現しているんですよ。
ちなみに私が昔作ったキャラで能力値決めるサイコロが爆発し、るるいえシリーズの辰巳教授並みの凄いキャラがいましたが、一つのキャンペーン(連続シナリオ)が終わった際に正気度が一桁しか残っておらず泣く泣く引退させました。魔道書の類いや日記なんかを英語(他言語)が堪能だからという理由で読まされまくった結果です。
さて、他にもやったゲームは色々ありますが、ここら辺で締めましょう(トラベラーとかマイナーなの出してもねえ)。
友人達と集まってTRPGをやることももうなくなりました。学生時代が懐かしいなあ。と感慨にふけりながら今回は終了とさせていただきます。ご静聴有り難うございます。
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