第4話 39

 さて、オッサンの駄文第4話です。

 今回の御題の39なんだけど、猟奇殺人や大量殺人などの際に取り上げられる刑法39条です。そう、あの刑法39条。

 前3話とは全然方向性が違うから面食らうかもしれないけど、ネトフリで数年ぶりに鈴木京香主演の「39」を見て思うところがあったので書くことにしました。

 やな話になるかもしれないので、お覚悟を。あと今回の話を読んで「こいつヤベー」とドン引きするかもしれません。

 前3話のようなオタクの馬鹿話が聞きたいんだよ、という方は読まずに閉じて下さい。

注:この話はあくまでもあくまでも個人的な感想であり意見です(大事なことなので2度言いました)。


 さて、刑法39条に関して皆様はどうお思いでしょうか? 大多数の人が刑法39条と聞いて思うのが「精神障害者は何をやっても許される」ではないでしょうか。

 どんなことをしても(いたいけな子供を何人も殺しても)、精神鑑定で問題があると判断されれば、この39条が適用されて刑を免れる。だから精神障害者を保護している法律だと。

 確かにそう見えなくもないんですが、ホントの所どうなんでしょうかね。


 私の極個人的な意見ですが「こいつらキチは善悪の判断もつかないケダモノ同然だから何やっても仕方ねえんだよ。許してやろうぜ」と言ってるように思えるのですが、どうでしょうかね。「39」の監督さんも、この刑法を「精神障害者を保護するもの」だとは思ってないように見受けられます。

 「39」の詳しい話はネタバレになるので差し控えますが、ラストにこういう台詞があります。


「彼はこうして人間に戻った」


 つまり39条が適用されている状態というのは、人間扱いされていない。人間としての権利である「正常な状態で裁判を受ける権利」を奪われた状態なのだと、この「39」は言っているように思えます。

 まあ、この39条というのも腫れ物扱いタブー視されて、映像作品でこれに突っ込んだのは私の知る限り、この「39」と怪奇大作戦の封印された23話ぐらいしか知りません。もし他にもあるよ、という方は教えて下さい。見てみます。


 さて、ここから先あくまでも私個人の意見なのですが、精神鑑定に引っかかった人にどう対処すべきかを言わせていただきます。あくまでも個人的な意見ですよ?

 精神鑑定に引っかかったということはひとまず置いておいて、裁判はします。というか、犯した罪をきちんと裁判官が吟味し、健常者がやったのと同じように考えて量刑を決めます。で、その判決で下された刑期の分だけ、窓に鉄格子の嵌まった病院に入って貰う。たとえ、治ったように(正常になったように)見えても刑期の分だけは入院してて貰う。

 え、無期懲役や死刑の時はって?そりゃ当然、死ぬまで入院ですよ。

 被害者遺族の無念を晴らしたり、やっぱり普通に暮らしてる人の安全考えたら、ここら辺までやんないと駄目だと思う。ちょっと困ったの位ならともかく、人殺したのを野放しにするのはさあ。

 ま、ヤバイ意見だってのは分かってますよ? 実際、人に話したら危ない奴扱いされたしね。

 でも実際に、過去に犯罪起こしたけど精神鑑定の結果で無罪になり、たった数年の入院で世に出てきて又犯罪を犯すっていうのが多すぎる。大阪池田小のアイツとかさ。


 色々ヤバイ意見を述べましたが、ここら辺で締めさせていただきます。

 「39」はホントに考えさせる映画ですので、皆様もし機会がありましたらご観賞の程を。 

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