【0:00】書籍の山に埋もれそう

◇前の時間に出てきた作品情報


<恋愛>

 想いを寄せるはずがない。貴方は私の国を滅ぼしたのだから

「世界で一番あなたがきらい」

 完結

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887171135(湊波様)



<恋愛>

 その恋を、ずっと探していた

「そこのけそこのけ九尾が通る ~さよなら犬塚くんとシッポ」

 完結

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886238721(えーきち様)



<現代ドラマ>

 本を愛する、すべての作者と読者に捧ぐ。さぁ、印刷の話をしようか

「ようこそ、街の印刷屋さんへ! 教えて、革ジャン先輩!」

 連載中

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887352796(えーきち様)



<恋愛>

 あなた、――死ぬのは、恐い?

「黒き翼と、つなげる命(みらい)」

 完結

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885754249(和泉ユウキ様)



<異世界ファンタジー>

 俺達の【日本語】は、俺達のものだ!    

「世界の鎮魂歌【ばんか】は、俺が歌う!」

 連載中

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887190339(和泉ユウキ様)



【2019年4月14日 0:00 】


 ぴ~とるいじ:

 うえいうえい。0時です。他のみなさんはお時間平気ですか?


 綾束 乙:

 大丈夫です~!(*´▽`*)


 日竜生千:

 モッチー

 ありがとうございます。失礼しました。

 ぴ〜ちゃん

 まだ、大丈夫です。



この時、すでにみな出払った一次会場に現れ、ぶり(えーきちさん)がそっと書き置き(ていうか名刺?)を残した。



[えーきち:2019年4月14日 0:00

 湊波様

 もういないかもしれませんが、印刷のご依頼は革ジャン先輩までw]



「ようこそ、街の印刷屋さんへ! 教えて、革ジャン先輩!」は現代ドラマにカテゴリされているが、その印刷技術に関する詳細さは、作者がリアル印刷屋さんだからこそ。


一次会場を締めくくろうとしていたキロールさんに、鰤が発見されたかは定かでないが、これで全員が無事に移動し終え、キロール氏、綾束 乙あやつか きのと氏、ちかえ氏、lagerラガー氏、ぴ~とるいじ氏、えーきち氏、蜂蜜 最中はちみつ もなか氏、企鵝きがモチヲ氏、日竜生千ひるい おちの9名で二次会が始まる。



 キロール:

 あと1時間くらいならば普通の対談者として過ごせます!



一次会を閉めてふり返った笑顔からの、晴れ晴れとした司会降板宣言。

(脚色してます)


そもそも二次会に司会っていたのかいなかったのか? 前回がオール一次会だっただけに、まったく思い出せない。

書き込みのレスポンスが早く、縦横無尽に飛び交う会話の中、話題を先に進めるタイミングを計るのは、難しい。自身が思い切り語るには、なかなか羽を伸ばせない司会進行役。


3回目の夜会の時、はじめて主催者から司会を引き受けたハニー(蜂蜜最中さん)も、その場で見ている以上にプレッシャーがかかっていたことを思い出す。

経験してみないとわからない、リアルタイムの醍醐味かもしれない。



 日竜生千:

 ん? 二次会って司会・・なし?


 ぴ~とるいじ:

 あり? キロさんこっちも司会してもえぇんやで(ニッコリ)



コイツわかってて、言ってます。



 ちかえ:

 ぴ〜とさん

 まだ大丈夫です。


 企鵝モチヲ:

 ぴ~とるいじ様

 まだ、大丈夫、なんだよっ



司会どうなるのかしらん、フリートークになるのかな。って待ち状態。

ポチポチと更新ボタンを押してみてもアクションがなく、司会がいないならばと、誰かが動き出す。



 日竜生千:

 ・「参考資料に貴方のオススメの一冊を教えて下さい」

 このテーマが残ってましたね。


 ぴ~とるいじ:

 モチヲさん、初参加なので残りのテーマで話したいのとかあります?

 ・「カクヨムやっててよかった事、嬉しかった事」

 ・「文章の硬軟とか意識して書いてますか?」

 ・「参考資料に貴方のオススメの一冊を教えて下さい」



とりあえず、ぴ〜ちゃんとひるい、カブった。



 綾束 乙:

 参考資料……。創作指南本のオススメでいいのでしょうか~?


 キロール:

 しても良いけど、途中で落ち居ますよ、多分?>司会


 企鵝モチヲ:

 ぴ~とるいじ様

「参考資料に貴方のオススメの一冊を教えて下さい」

 ですね。


 日竜生千:

 あら、結構残ってましたか。


 キロール:

 落ち居ますってなんだ、落ちますです、はい。



さっきまでダンディな司会をしていたと思えない、ゆるふわさ。



 ぴ~とるいじ:

 キロさん、そうですよね。すみませぬ。私がやっておきます。

 はい。それじゃテーマ「参考資料に貴方のオススメの一冊を教えて下さい」

 創作指南本でもOKです



さすがこのあたり主催者です。(さっきコイツって言ったくせに)初回から変わらぬ夜会の気楽な雰囲気は、こうした下支えと、参加者それぞれの「話そう」という真剣さで成り立っている気がします。


テーマを完璧に提示し、綾さんの疑問にも確実に答え、主催者の顔をさらっとのぞかせた、いざって時のピンチヒッター。


モッチー(企鵝モチヲさん)チョイスで、積ん読の増えるテーマキタ!!


こんな時に、テーマが決まったこんな時に、ズバン!と一次会場(!)の扉を開け放ち、キロールさんが締めくくった、鰤の名刺がそっと置いてある会場の中心で愛を叫んだ参加者が一名。



[ぴ~とるいじ 2019年4月14日 0:08

 一次会は上手く語れなかったなぁ・・・二次会で頑張る!]



ウソだろ、何してんの? 司会をバトンされ速やかに進行しながら、二次会から目を離して一次会場に出没する暇なんて、え、瞬間移動? 司会の重圧とはいったい。


(おそらく誰も気づかなかったし、ずっといました風に戻ってきていたし)


二次会は進んでいく。



 日竜生千:

 キロールさん

 ろれつが。眠くなったら寝てください。私もそうします。


 ちかえ:

 一冊 ということは本ですね。


 ぴ~とるいじ:

 ちかちゃん、ネットでもOKですよ



ちかえさんが、ちかちゃんになっただけで、親しみが増してすごく可愛い。(せくはらですか)



 綾束 乙:

 エッセイでまだまとめられていませんけれども、新井一あらい はじめさまの本はすごくためになると思います!(*´▽`*)



テーマに関する回答など、夜会への準備がいい綾さんが最初に挙手。

あれ、でも、あれ、一冊どころか本じゃなくて、それは人だ!?


最近は公開される作品が、軒並みランキング入りする、綾束 乙氏は、膨大な資料の読み込みだけでなく、エッセイでは創作関連の本にも多くあたり、実践した本の内容や手ごたえを紹介している。



 ◇自身の作品を高めるために、弱点とも向き合う等身大のライターライフ・エッセイ。


「面白い小説を書く方法を見つけたい」(連載中)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884773715



そんな綾さんが注目する新井一あらい はじめは、一言で説明するには情報が多すぎる。

戦後、多くの映画、舞台のシナリオを手がけ、日本のシナリオ界の草分け的存在という巨匠である。

彼が創設した「シナリオ・センター」は今もなお、数多の脚本家、小説家を輩出し続けている。


本一冊に、近年の指南書に書いてあることが全部入っていると言われ、基礎の基礎が網羅されている。

(シナリオ・ドクターという名のごとく、既存の物語の分析がすでに確立されていて、その法則に当てはめて指導するので、すぐ実践に結びつきそう)


没後も同名義で本が出ているが、生前の代表的な著書や雑誌連載の記事は膨大かつ、ひと昔前の言い回しなので、ジャンルに分類してまとめ直してる印象を受ける。


代表的な著書は「シナリオの基礎技術」「プロデューサー入門」「シナリオの技術」など。



 lager:

 参考資料~

 かどうかは分かりませんが、バトルシーンの描写は『スカイ・クロラ』の影響を受けてますね~。

 後、どろっとした文章を書くときは『陰陽師おんみょうじ』とか、『涅槃ねはんの王』とか、夢枕 獏ゆめまくら ばくの小説。



綾さんが、大胆にも作者をぶっ込んできたと思ったら、らがーさんが3冊推して参る。(まとめの悲鳴)


前回(4回目)の夜会で文章力の話題になった際、好きな作家を参考にしていると仰っていたらがーさん。和泉クンにも(推敲企画の時かなぁ)文章は好きな作家の書き方を参考にしたと聞いたことがある。

目指す書き方があるというのは、自分の書き方を手にする、近道になるのかもしれない。


(推敲企画は、他の作者さんの第一話を推敲するという自主企画。すでに2回開催されている。

第1回

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054886349791


第2回

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054888605832

ぴ〜ちゃん主催で1回目は、夜会の1回目より前に行われた。そうしたタイミングと縁によるところか、夜会出席者が多く参加している)



 lager氏、代表作。


 ◇個性豊かなキャラクターが勢ぞろい。その街は住人に吸血鬼がいても、それを退治しようとする聖騎士が乱入してきても、深い懐に抱きとめる。

 豊かな季節がめぐる異世界の、緻密で壮大な日常と魔術の物語。


「夜の王は静かに暮らしたい」(完結)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884874593



ノリのいいバトルシーン(ってなんだ)とか、しっかりとした世界観に裏打ちされたテンポのいい会話とか、バランス感覚に優れるらがーさんがご紹介する、森 博嗣もり ひろつぐ著「スカイ・クロラ」は、スカイ・クロラシリーズとして6冊刊行されたうちの、最初の1冊にして、シリーズの構成上は、ラストに当たるという物語。

(かの「すべてがFになる」は第1回メフィスト賞受賞でデビュー作なんですね。知らなかった)

(ものすごい速筆らしい、垂涎です。あと超理系、淡白というイメージで、スカイ・クロラの文章には身を切られるような寂寥感を感じました)


どろっとした描写という夢枕 獏著「陰陽師」、つい二月に16弾の最新刊が刊行され、陰陽師シリーズは今年で30周年とか。主人公たちは歳をとらず、意図的にマンネリを恐れず関係性を変えていないそう。「オール讀物」の連載だからか短編集が基本だが、長編作もある。


「涅槃の王」はシリーズ全4巻、「陰陽師」は安倍晴明らが主役で、こちらは若かりしブッダ、シッダールタ王子が主人公の、超伝奇大河小説(紀元前450年くらい)。著者初の長編とのこと。


怪奇小説の人かと思ったら、格闘技が好きだったり、山登ったり、多方面に明るい作家だ。

(なんかいつもにこにこしてて、親しみのある印象。なぜかススメられた本が一冊も見当たらなくって。人物評伝とか読んじゃいましたが、とかく臨場感のある描写に定評があり。評伝ではほとんど前後のない台詞ひとつにすさまじい立体感、人物の地肉を感じる言葉の立て方に瞠目)



 キロール:

 参考資料……。一押しとなると文春新書の『名将たちの戦争学 松村 劭まつむら つとむ』ですかね。

 軍人と言う奴の為人ひととなりを読み解き、勝手に解釈した人物像が主役キャラになってることが多いです。


 キロール:

 >ぴ~と様

 すみませんがお願いします

 >ひるい様

 まだ、大丈夫ですよー。



松村 劭まつむら つとむ、元陸将補、陸自を自主退職後、日立製作所を経て、著作活動に入った、軍事研究家。戦略・戦史に関する著作を多く残している。

キロールさんご紹介の「名将たちの戦争学」は『歴戦の名将たちが残した格言を軸に、戦略・戦術の極意とその実際的効用をやさしく説きます』とうたっているので、込み入った内容が多い著作の中では、比較的、読みやすそう。新書サイズ。

(同著「世界全戦争史」は辞書よりぶ厚い)


古代ギリシャから湾岸戦争の現代までの名将(ナポレオン、クラウゼヴィッツ、パットン、ロンメル、毛沢東)目当てで読んでも楽しめるだろう。

(まじで、二名しかわからん、教科書レベルな知識)


しかし、戦争にうとい本邦でこれだけ本を出しているのは、企業の経営戦略や啓蒙書として「戦争学」が売りになるらしい。

『平和を望むなら戦争を理解せよ』本文にあるリデル・ハートの言葉(だれ?)だそう。


むしろ早口でご教授願いたい、キロールさんの代表作は、期待を裏切らないラインナップ。



 ◇やがて大きな戦記へと、物語は突き進んでいくのか、孤高をまとう剣士の道行き。一文字一文字に込めた密度。


「征四郎呪法剣 ~ディルス大陸戦乱記~」(連載中)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888638451



 ◇マイケルがいっぱい。近未来、体制に反する行為の結末は予測もしない方向へ。

たった一場面からあざやかに、未知なる現実世界が語られる。


「パブリック・エネミー」(完結)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888837193



 日竜生千:

 参考文献は、つど漁ってるので、一つに絞るのはむずかしいですね。

 近況で報告してしまってますが、私物では

 ・「類語国語辞典」角川書店 (1985-02-01)

 今読んでるのが

 ・『「言葉にできる」は武器になる』です。

 またもコピーライターの方の指南書です。

 どうも、広告系の方と波長が合うようで、選ぶ本がそっち方向。



コイツも「一冊」じゃないな。はい。

そうです、テーマをすっかり読み落としただけです。(顔をおおう)


角川のこの「類語国語辞典」の何が好みって、並び順。十進分類方で中身が分野ごと関連した配置。大きく、細かく分かれていく。(総合分類A〜C・大分類0〜9・中分類00〜99)

A 自然

 0 自然

  00 天文

  01 暦日

  02 気象

  03 地勢

  04 景観

  05 植物

  06 動物

  07 生理

  08 物質

  09 物象


という具合。そう大きくないサイズなので、意味の詳細はたっぷりではないが、巻頭に五十音順索引があって辞書がわりに引いて、ついでに類語を比べられるという風。


「「言葉にできる」は武器になる」は、一般向けに、より具体的、実践的に書くことのコツを教えようとする本。感情が動いた時に発生する言葉を「内なる言葉」として表現、書く原動力の核になるそれをつかもうという。


日本語の「型」についての記載が目を引く。義務教育の教科書にぜんぶ載ってるというが、「比喩」「強調」「対比」「反復」など、知っていても書くうえでの技術として、駆使して来ていないことを意識させられる。

多くの名言が実例に上がっている。


夜会では、テーマの答え方は自由、基本的にその辺はふわっとしてるので、ぜんぜん問題ない。


互いの回答を読みながら、自分も記憶を探って書き込んでいるこの状況。

そろそろリアクションが返ってくる。


テーマは後半につづく。

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