小説家になろうから追いかけて、アカウントまで作りました。それほど面白い作品です。
太夫がいなくなった時代の江戸吉原。花魁・山吹として目覚めた、歴女の元ヤンにしてキャバ嬢のアンナ姐さん。せっかく同じ時代に来たのだから、絶対に推しに会う!と決意する。
まずは健康確保からとワイルド種痘をしたり、ライバル花魁を鮮やかに撃退したりと日々元気に過ごします。でもね、アンナ姐さんはホームシックには勝てても、食欲には負けるのです。
蒲公英珈琲に似非ケーキ。
必ず作りささんすよ。
そんなトンデモ花魁の日常を現代語と廓言葉を織り混ぜて紡ぐお話です。花魁言葉の運用に悩んでいる方も一見の価値有り。これぞ「ありんす」です。
後書きの用語解説があり、歴史の知識も自然と身につきます。作者も読者も楽しめる、そんな本格花魁小説。
いこう面白い話でありんすから、共に読みんせんか?
(現代語訳:とても面白い話ですから、一緒に読みませんか?)
(注:このレビューは小説家になろうに投稿済みのレビューと重複する表現があります。レビュー者は同一ユーザーです。)