ビ☆タカラ 本編を終えて
■あとがき■
■あとがき■
■あとがき■
■謝辞■
ラストまで読んでいただき、ありがとうございました。
ハーフちゃんたちの旅を、楽しんでいただけたでしょうか?
私はカクヨムに公開されている作品を読みながら、書く勉強をさせていただきました。また、本作に限りませんが、私の作品にいただいた応援コメントやレビューから、たくさんの力をいただきました。
作品を読ませていただいた方々、応援コメントやレビューをいただいた方々、また、少しでも本作を読んでいただいた方々に、心から感謝いたします。
■あとがき■
『あとがき』っぽい内容を思いつくままに、項目に分けて記します。
目次
①【本作の目的と目標】
②【当初は走馬灯が冒頭】
③【もう1つのラスト】
④【考えていた続編っぽいもの】
⑤【鷹大と弓音の将来】
⑥【東西ドイツ】
⑦【性別の決定】
⑧【足の速さ】
⑨【体の縮尺】
⑩【裏テーマ】
⑪【極体受精】
⑫【もう1つの試練】
⑬【主人公の名前】
⑭【始めから彼女がいる主人公】
⑮【読み返して欲しい想い】
⑯【7分に公開】
⑰【娘の守護霊】
⑱【走馬灯に出てきた幼馴染の子】
⑲【走馬灯からカット】
⑳【仮名称】
21【題名の変更】
22【泳ぎ方】
①【本作の目的と目標】
本作は不妊治療をしている夫婦が勉強するような内容が
男子には、自分の放ったハーフちゃんたちがどんな運命をたどるのか? を知って、将来産まれる子供を可愛がって欲しいという思いがありました。
女子には、将来子供が欲しいと思った時に、こんなドラマが体内で起きていると知ってもらい、より子供を
書き手といたしましては、中学校で教える保健体育の1ステップ上を目指し、教科書の副読本として『中学校と高校の保健室に1冊』を目標に掲げていました。
ですが、公募には落選続きでして、自費出版も考えたのですが、結局書籍化を諦めました。なので、カクヨムに公開することで、個人的な想いに決着を
②【当初は走馬灯が冒頭】
走馬灯の章は、当初冒頭にあったのですが、始めから暗いイメージを与えてしまうと思ったので、火山弾や溶岩の後に移しました。
ビキニを早くに出せば対象読者に喜んでもらえて、最後まで読んでもらえるのではないかと思ったのでした。
対象読者とは、中高生以上30代くらいまでの男性です。公募のほとんどがこのように要求していました。
③【もう1つのラスト】
創作当初からラストを2つ用意しておりました。
1つは本作のラストで、後日談まで読むと明るい感じで終わっています。ここではA案と呼びます。
もう1つのラストをB案と呼びます。そのB案は、もう少しシリアスでした。
主人公の鷹大が病院で目覚めるのは一緒なのですが、2年後、高校3年になっていました。
長く眠っていたのではなく、時間的にA案のラストはすでに終えていて、別のケガで入院していたのでした。B案はA案の時間的な延長線上にあるのです。
読み手の意識をはぐらかす意図もありました。
その入院は弓音の父親に殴られ、
殴られた理由は弓音の妊娠です。
つまり、本作の夢と思われる地獄のエピソードは、高校在学中の出来事だったのです。
高校生ですので、当然中絶を迫られます。特に弓音の父親が迫ります。
自分の命を救ってくれた娘の命を、鷹大が断たなくてはならない事態に陥ってしまうのです。
中絶をするか否かの葛藤を書きました。
ですが、ラノベを目指しておりましたので、重た過ぎる内容と思い、このB案は初回公募のみに使い、その後は使わない判断をしました。
ただ、B案の内容が、A案の本作に少し残っております。
『後日談』の『弓音の思い切った行動もあり、お互い初めての時に』が、それに当たります。
A案の本作には書いていないのですが、弓音の父親は
そのことに、弓音が反発して『思い切った行動』に至ったのです。
『あの夢は、たった2年後のことだったのか!』みたいな台詞を鷹大に言わせていました。
葛藤の後、決断を下すところで、このB案は終わっていました。ただし、決断の内容は伏せていました。
④【考えていた続編っぽいもの】
③にあるB案のラストに続く物語です。B案はA案の延長線上にありますので、A案から続く物語にもなります。
鷹大は命を救ってもらった娘の命を絶つ決断はできませんでした。弓音の父親が決めた結婚も破談となります。
ですから、弓音は高校中退を学校側から迫られます。学校としては、臨月の女子生徒を登校させたくないのです。
この説得を苦労して行い、登校や保護者会(PTA)に認めさせるまでの内容が続編でした。
そして、卒業式の日に鷹大と弓音は結婚式を挙げるのです。
⑤【鷹大と弓音の将来】
ちょっとだけ本作に登場した鷹大の父親は医師であり、産婦人科と小児科の医院を経営しています。本作のラストで鷹大が話した医師は、父親が出た大学の後輩に当たります。勤務地が同じ地区でもあり、年が離れていますが顔見知りです。
医院を経営といっても、医師は父親1人しかおらず、産婦人科と小児科両方の診療科を兼務しています。
世の中には、産婦人科と小児科の名前を並べて冠している病院はありますが、ほとんどの場合、医師が複数おり、どちらかの専任です。1人で両方の診療科を診る医師は少ないのです。
1人の医師で診ると、胎児の時から子供を知っているというメリットがあります。子供が小学生になっても、胎児からの体調を考慮した診察ができるのです。健康な子供ですと効果は少ないですが、病気がちの子供ですとメリットが大きくなります。
鷹大は涙もろいので、自宅の医院を継ぎたくなかったのです。病院には死はつきものですし、産婦人科では中絶を行なわなくてはなりません。しかし、生死を
猛勉強をして医学部に入ります。
弓音は進学せず、結婚式の日(卒業式の日)に、2人の娘を出産します。
弓音の父親が社長をする町工場の経営は、やっぱり思わしくありません。さらに、心労が重なり父親は体を壊してしまいます。
弓音が子育てをしながら、新社長に就任して工場を建て直すことになるのです。メッチャ激務です。医学生の鷹大も影ながら子供の世話などを手伝います。
中絶を迫った父親の恨み言を、弓音が娘に言ったようで、2人の娘は弓音の父親にはなつきません。病気になっても見舞いに行こうとしません。
鷹大が言い聞かせるのに苦労するのでした。
町工場の経営が軌道に乗り、鷹大が医師として1人前になった頃、ジュビとマラカが産まれまるという流れを考えていました。
ですが、おそらく、この続編は書きません。
公募に沿えない作品に時間をかけたくないためです。
⑥【東西ドイツ】
『ある意味、パイとナイ、両方とも、もうおらんのじゃ』と言うところで、東西ドイツを引き合いに出していました。
東が西に吸収された形でしたので、東ドイツが無くなったと思いますが、西ドイツも一緒に無くなったのです。統一ドイツはもう西ドイツではありません。
その辺りを比喩として書いたのでした。
しかし、読み手の対象者は東西冷戦なんて知りません。なので、東西ドイツの
⑦【性別の決定】
母親の卵子ではなく、父親のハーフちゃんが子供の性別を決めます。なので、擬人化されたハーフちゃんたちには男と女がいます。
始めは性別の決定についても本作に書いていたのですが、中学生以上なら知っていると思ったのでカットしました。忘れていた人にはごめんなさい。
⑧【足の速さ】
本作中にて、男は足が速い、女は遅いなどと差別的なことを書いておりますが、これはハーフちゃんのことなのです。
実際に男のハーフちゃんの方が女のハーフちゃんよりも泳ぎが速いようなのです。
なので、パイもナイも足が遅かったのです。
残念ながら、入れ込むタイミングを見つけられなかったので、盛り込むことができませんでした。こちらについても、ごめんなさいです。
⑨【体の縮尺】
擬人化されたハーフちゃんたちは、身長が鷹大の胸の高さのまま縮尺が小さいと、身体の大きさを設定しています。
これは、鷹大が抱えて走りやすいようにという親心です。
また、投げ飛ばすにも有利です。
加えて、鷹大が他の人たち(ハーフちゃんたち)と違うと、ハッキリさせるためでもありました。
⑩【裏テーマ】
書くと説教臭くなってしまうと思ったのと、何となく分かると思ったので、■あとがき■にも特に書かないことにします。
でも、大それたテーマではありませんよ。
どうしても裏テーマを知りたい人は、応援コメントにお願いします。返信の中で明らかにします。
気になる人は、まず以前の応援コメントをチェックしてみてくださいね。
⑪【極体受精】
本作の解説にもありますが、極体受精はヒトでは、まずありません。ネットで調べますと、昆虫であった例がありました。つまり、この世に絶対に無い訳ではないのです。本作は昆虫の例がヒトにもあったと考えたのです。
他で起こる事を、ここでも起こるかのように考えていくと、創作の幅が広がると思いました。つまり、甲の事実が、乙の事実でもあると考えるのです。この考え方は、創作する上で役立ちます。書く人には、お勧めな考え方です。
⑫【もう1つの試練】
受精卵が
(解説:着床とは、受精卵が子宮内壁に定着して、発育の準備を始める現象です)
ヒトの場合は、思った以上に低く、調べると4割、文献によっては37%とありました。
6割以上の受精卵が、母親が知らない内に着床できずに死んでいくのです。極体の受精卵なら、なおさら着床が難しいことでしょう。
着床とは、もう1つの試練になり得る障害(障害物)なのです。
しかし、本作は学術書ではなく創作ですので、着床については明記を避けました。つまり逃げたのです。
なので着床確率にまつわるストーリーを、別の機会にテーマとして書きたいという想いが残りました。
⑬【鷹大と弓音の名前】
苗字の『
弓音の苗字『
『弓音』の『弓』は、私の以前の作品(『花バト!』)に登場する高校の名称『弓が池乙高校』から取りました。『弓が池』は群馬県の草津白根山にある池の名前です。もしかしたら、正式名称は『弓池』かも知れません。昔の偉い武将の家来? が弓をその池に捨てた? いう伝説が素だったような? うーん、偉い武将は木曽義仲だったでしょうか? あやふやなことばかりで申し訳ありません。
ただ、その『弓が池』に作者が行ったことがあるという縁で、高校の名前に付けたのでした。
『弓音』の『音』はカッコいいからという理由? だったと思います。すいません。こちらも詳しいことは忘れています。
⑭【始めから彼女がいる主人公】
このような設定は、これまでの私の作品にはありませんでした。付き合うに至る過程もドラマになるからです。
しかし、本作ではその彼女の体内が舞台です。舞台が無くては始まらないので、主人公を彼女持ちにしました。
不本意でしたが、走馬灯に付き合う過程を少し書けたので救われました。
⑮【読み返して欲しい想い】
これまでの旅の解説を『娘の種(?)明かし』の章にて、まとめて一度に書いたのは、解説と合わせて旅の部分も読み返して欲しい想いがあったためです。1つにまとまっていると読み返しやすいと思いました。
人体の場所を知って、その旅の状況と見比べて欲しかったのです。
⑯【7分に公開】
平日は朝6時7分に、土曜は朝10時7分に公開していました。平日が早い時間なのは、通勤・通学時間に間に合わせるためでした。
土曜の10時はあまり早いと、他の作品の公開と重なってしまい、新着一覧表に埋もれてしまうことを避けたためでした。最後の公開を朝7時に変えた理由は、公開する文字数が多かったからです。
7分と半端にしたのは、0分だと上記のように埋もれそうだったという理由と、ラッキー7という
⑰【娘の守護霊】
書いた当初、娘の守護霊は10センチ程度と小さい姿で、幽霊のように
鷹大にも見えていて気付いていました。ただ、娘とは知らずに、妖精のように思っていました。
でも、登場人物が増えてしまい、表現する文量が多くなって、公募の上限枚数を越えてしまったので、姿を見えなくしてほぼ全てをカットしたのでした。
⑱【走馬灯に出てきた幼馴染の子】
その子はカクヨムが初登場でした。なので、本編に入れ込めず、心残りとなりました。当初は男の幼馴染を想定していました。特に誰ととは書いておりませんでした。
足腰を強くしたと言いたかっただけだったのです。
しかし、他の走馬灯エピソードは女性ばかりでしたので、それに合わせてみたのでした。
書く予定はありませんが、続編に入れ込めたかも知れませんね。
⑲【走馬灯からカット】
初回の公募のみに、父親と喧嘩する場面が走馬灯にありました。跡を継ぐ継がないの喧嘩でした。父親が医院を経営しているということを、本編からカットしたために、一緒にカットしたのでした。
⑳【仮名称】
私は題名は後から考えるので、それまでは仮の名称で呼んでいます。本作は『走馬灯』でした。走馬灯から始まり、走馬灯に沿って書こうと思っていたからです。
私の作品において、仮名称が題名になることは、まずありません。カクヨムの本作も途中で題名を変えたほどです。
21【題名の変更】
この作品は公開している途中で題名を変更しております。
『ビ☆タカラ~ビキニ少女たちのお宝競走~少年も水着だよ』
→『ビ☆タカラ~異世界に落ちた俺は、女の子について行くしかできない~』
変更前は今よりももっとPV値が上がりませんでした。『ビキニ』という言葉が入っていて、色物っぽく見えていたのが原因ではないかと思いました。カクヨムに公開されている他の作品の題名を参考にしながら、今の題名に変更しました。
ただ、『ビ☆タカラ』を変更すると、全く違う作品となってしまいそうなので、そこだけは残しました。
なのですが、PV値を上げるのに、あまり大きな効果は無かったみたいですね。
22【泳ぎ方】
書き始めの頃、パイやナイ、他の人たちの泳ぎ方を古式泳法にしようかと悩みました。モデルとなった人たちが昔の人だからです。
ですが、古式泳法では速く泳げないので、急流を遡ることは不可能と思いました。
急流ならバタフライと考え、そのために左右同じに動かすという泳ぎ方にしました。
以前からバタフライの成り立ちは知っておりましたので、改めて調べた上で使いました。
クロールではなく、バタフライとしたのは、瀬を越えて進むイメージがあると思ったからでした。
〇 この■あとがき■は、こんな感じです。あとがきらしくなく、バラバラな書き方で申し訳ありません。項目分けしたのは、興味ない項目は読まなくて済むためです。
ここまで読んでいただき、大変ありがとうございました。
ビ☆タカラ~異世界に落ちた俺は、女の子について行くしかできない~ 亜逢 愛 @aaiai
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