概要
兄は、倒したわるものに連れて行かれてしまったのだろうか。
「ヒーローのうた」という詩のようなものをつくったので、それをもとに短い小説を書きました。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!ヒーローになれなかった男の子たち。
読み終えたときの感情がよく分からない、
救いもない、
でも読み終えたとき、
すごくいいなと思ってしまったのだった。
それはたぶん、
僕も「ヒーローになりたい」と思っていたからかもしれない。
むしろ、そう思わなかった男の子なんていないんじゃないか。
作中に出てくる兄は、日本全国(世界中)どこにでもいた
ふつうの男の子で、当たり前のはずが、当たり前になれなくて、
ヒーローになれなくて、死をえらぶ。
ヒーローになれた男の子もほとんどいなかっただろう。
そのぶんだけ、胸に響く。
兄の姿が自分と相似する。
妹の視点から当たり前に書かれる彼の姿が
オーバーラップしてやさしく感じられるのだ。
思い出…続きを読む