第2話

共に営業部の私たちは休みの曜日も一緒だ。


休みの日は遊びに行く。

最近はどちらかの家でゴロゴロすることも増えてきた。


「あー、もう木曜日の夜だ。」

「明日から仕事ってほんとにありえない。」

「沙織、それ毎週言ってない?」

「言ってるわ。

...よし、立ち上がる。帰る準備する。」


私たちはいわゆる中距離恋愛だ。

同じ県の端と端に住んでいる。


電車で1時間20分。

感覚の似てる私たちにとっては

"意外と近い"距離である。


「気を付けて。」


「ありがとう。来週は会社の花見があるから、また再来週どこか行こう。

お邪魔しました。じゃあね、悠くん」



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リアリティ @nawa

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