リアリティ

@nawa

第1話

「今日もお疲れ様でした!乾杯。」


「乾杯。今日、大変だったね。

あれは相当なクレーマーだ。」


「初めてあんな客に出会いました。かなり怖かったです。」


「あんなの沢山いるよ。でもまだ1年目だもんね。今のうちに慣れておいた方がいいよ。」


そう言って、西川先輩はすごい速さで

1杯目のグラスビールを飲みほした。


「...おつぎします。」


男の人とサシで飲むのは

入社してから3回目だ。


もうすぐ4月。

入社1年目が終わろうとしている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る