エピローグ おまけ~ボードゲーム紹介

タイトル:パッチワーク

原題:Patchwork


ゲームデザイン:ウヴェ・ローゼンベルグ

アートワーク:クレメンス・フランツ

出版社(販社):Lookout Gamesほか(ホビージャパン)

対象年齢:8歳以上

プレイ人数:2人

プレイ時間:公称30分/実測45分以内

発売年:2014年


TIPS 1:

 2000年代以降の重量級ボードゲームの方向性を決定づけた偉大なるボードゲームデザイナーのひとり、ウヴェ・ローゼンベルグ。そのローゼンベルグ氏が作った二人用の傑作パズルゲームがこの『パッチワーク』です。


TIPS 2:

 カルカソンヌのようなタイルを配置していくタイプのゲームですが、共通の場ではなく自分の手元のボードにタイルを配置することで、パッチワークキルトを作っていきます。すでに置いてあるタイルに隣り合うように置かなければならない、といった制約はないため、かなり自由にタイルを置くことができるのですが、肝心のタイルの形がかなりいびつ! 隙間なくぴっちり並べるのは中々大変です。


TIPS 3:

 物語中ではざっくり説明を削ってしまいましたが、ルールの完成度が高いゲームです。ポーンによる獲得できるタイルの制限。ボタンと時間という性質の異なる二つのリソース。そして時間トラック上を進むことで発生する二つのイベント……。いずれも一度説明を受ければ理解できる簡単な内容ですが、これらが組み合わさって、実に悩ましいゲーム体験をもたらしてくれるのです。


TIPS 4:

 見た目のかわいらしさとは裏腹に、タイルの初期配置以外に運の要素がないガチンコのゲームです。あと見た目のかわいらしさとは裏腹に、配点が厳しいゲームです(空白のマス1つにつきマイナス2点なので、慣れていないとマイナス点で終わることなんてことも!)。でも、見た目はすごくかわいらしいし、つらかろうとも面白いゲームであることは間違いないので、どうぞ遊んでみてください。


TIPS 5:

 2020年1月現在、ホビージャパンが日本語版を発売中です。二人用ゲームが欲しいけど何を買おうかと迷っているなら、最初に候補に挙げて良いゲームなのではないでしょうか。お財布に易しめなお値段ですしね。

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不良と地味子とボードゲーム mikio@暗黒青春ミステリー書く人 @mikio

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