カクヨムを使い始めて思うこと ――六年目の手習い――

前回の補足 ――人それを残念賞という――

　少し前回の補足です。

　投稿してから気づいたのですが、昨晩の「ご当地短編小説キャンペーン」に関するお知らせのURL。

https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon8_short_5107cp_last

　末尾の『webcon8_short_5107cp_last』のうち『webcon8_short』は今回のカクヨムコンの短編の方という意味でしょうし、残りの『5107cp_last』のうち『cp』はキャンペーン、『last』は「このキャンペーン関連では最後のお知らせ」という意味ですよね。

　ならば『5107』が「ご当地」を示している？ 昔のポケベルみたいな数字の語呂合わせでしょうか。『5』を「ご」、『10』を「とう」と読むのはすんなり理解できるとしても、「ち」が『7』なのはピンときません。でも、そういう意味なのでしょうね。

　当時は気付きませんでしたが、今さら遡って見てみると、12月に「ご当地短編小説キャンペーン」開催告知が出た時点から、URLでは『5107』になっていました。

　アルファベットでなく何故わざわざ数字で「ご当地」を表したのかわかりませんが、これはこれでちょっと面白い点だなあ、と感じました。

　……という話は今回のメインではなく、いわばついで。

　メインとしては、前回のエッセイを書いていて自分でもモヤモヤした部分の補足です。

　日付が変わる前に投稿してしまおう、と思いながらの執筆だったせいか、どうも適切な語彙が思い浮かばないまま書いてしまったようで……。

　特にラストの部分。

＞4年目にして過去最悪だったはずのカクヨムコンが、今までで最高のカクヨムコンに変わった

＞面白い大逆転

　さすがにこれは言い過ぎだろう、という気がしたのです。

＞ただの「残念」で終わらないのが、自分でも「ツキあるなあ」と思ってしまいます。

　という部分を書いている時にも、チラッと頭に「転んでもタダでは起きない」という言葉が頭に浮かび……。

　しかし「転んでもタダでは起きない」だと「ネガティブな状況下で、それでも頑張った結果、収穫を得た」的なニュアンスを感じるし、今回は私自身が頑張ったわけではないから少し違う、みたいに思っていました。

　そして昨晩エッセイを投稿後、お風呂の準備をしていた際。

　ふと「残念賞」という言葉が頭に浮かんできて「ああ、これだ！」と思ったのです。

　前回のエッセイでも

＞まだ「今年のカクヨムコンは残念だった」という気持ちはありますが

　と書いたように、コンテスト的には「いつもは中間通過する短編が今年は一つも中間選考に通らなかった」という結果ですから、やはり残念な結果なのですよね。

　それでもコンテスト的な意味とは全くの別方面で収穫があった。そんな状況なわけで……。

　改めてWebの辞書的なところで「残念賞」の言葉の意味を確認してみると「入選から漏れた人に贈られる賞または賞品」とあります。

　なるほど、今回の私のケースにぴったりですね！

　そんなわけで、今年のカクヨムコンは「残念賞」という形で終わりました。去年までは「カクヨムコンに応募しておかげで、作品を読者の方々に読んでいただけた」みたいな、気分的な参加賞しかなかったのですから……。

　たとえ残念賞とはいえ、一応は形あるものをいただけただけでも、やっぱり「結果的には過去最高のカクヨムコン」なのかもしれませんね。

　せっかくなので、ついでに宣伝しておきましょう。

　こうして残念賞――正確にはキャンペーンの参加賞――に繋がった、私の「ご当地短編小説キャンペーン」応募作品。それは以下の3作品でした。

　上2つは私が青春時代を過ごした京都市内、下の1つは生まれ故郷である東京の池袋近辺を舞台にしています。

『俺のケーキはそこにある』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890261477

『人のいない祇園祭』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894497795

『はかない恋の花言葉』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054917121824

　そして、さらについでに宣伝を。

　文字数の関係だったり、他のコンテストに応募中だったり、あるいは「『ご当地』色が少し薄いかも」と判断したりして、今回の「ご当地短編小説キャンペーン」には参加できませんでしたが……。

　以下のように、他にも「京都市内」あるいは「東京の池袋近辺」と作中で明記している短編をいくつか投稿しています。

『人事と人妻』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893865345

『いつか再訪したい赤』

https://kakuyomu.jp/works/16816700426218424381

『今日も桜が咲いている』

https://kakuyomu.jp/works/16816700426303608800

『金木犀の花の精』

https://kakuyomu.jp/works/16816700428153057846

『今日から私は大学生　――タイムマシンに憧れて――』

https://kakuyomu.jp/works/16817139557726607503

『不思議な池袋』

https://kakuyomu.jp/works/16816700426837664375

　この機会に、これらの作品も読んでいただけたら幸いです。

　私の投稿作品を、今後もよろしくお願いします！