偉大なる死
b-3とはSOCの訓練所の同僚のようなもので、必ず自分達で脱走しようと言い合っていた、だがそうもいかず、
結局自分以外のB班員は自分を脱走させるために犠牲になった,
中でもB-3は頭脳明晰で途中からメカニックになるためにSOCの技術者に色々と教えてもらっていた
「死んでなかったのか、、」
/勝手に殺さないでくれ だがお前が脱走した後、、、誰かが自爆して俺以外の奴らは全員死んだ/
「そうか、、まだ裏切りはバレてないのか?」
/ああ、お前が爆弾を置いて逃げたことになってる/
「あいつらの事は胸が痛むが、 S4と連絡ついてるんだろ、ここに来たってことは伝言か何かか?」
/ああ 伝言だ、今すぐに逃げ出そう/
「その方がいいと思うぞ、お前がS4に情報を流していたこともバレるているだろう、S4に中国の襲撃を伝えたのはお前だろ、そしてそれはS2を利用してASOCの人材を盗む罠だった、
つまり中国の襲撃自体が嘘だったんだ そしてその嘘の情報を流させるために裏切り者であるお前が逆に利用されたんだ お前がASOCに情報を流しているのはバレてる」
/わかってる、動くなよ/
パきぃぃん!!!
パきぃぃん!!!
パきぃぃん!!!
B-3は鎖を打ち抜いて自由にしてくれた、その銃の発砲音はせず、1メートル程のミラーでできた銃だった
/コイルガンだ、最大出力にすればマッハ8の銃弾が飛んでいく いくぞ/
耳をつんざくようなサイレンの音が施設内に響き渡り、迷路のような道を迷いなく走る
ガシャン!
シャッターがギロチンのように落ちてくる、しかしB-3はそれを石剣のような光沢のない刃を付けたナイフが鉄のシャッターを紙のように切り裂いてまた進んでいく
/地上にお前らの班員がいる、このはしごを登って行け!/
サイレンの音で聞こえずらい
「だめだ!もう一人とらえられている!」
/あの女はもういない!/
「アレクサンドラは!」
/情報をはかずに死んでった!不屈の精神でな!/
「そんな」
/速くついてこい!/
「そんな、」
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強烈な音が脳を直接切り裂いてくる 人を失うというものは慣れることができない
アレクサンドラは夕食を作ってくれたり優しくしてくれた、今きずいたが自分はアレクサンドラともうしばらく会っていない母を照らし合わせていたのだろう
まるで真っ暗な 深海にいるような気分だ
???「あ」
そんなことを思っているとまるでありとあらゆる負を掛け合わせたような人間が自分の前に立っていた
ひどい目の下のクマ 猫背に汚い髪の毛 見ているだけで気分が悪くなりそうだ
???「俺はお前だ お前の精神の深くにいるんだ、お前が隠している負の感情 怒り憎しみ悲しみのすべてだ、お前は俺が殺してやるから安心しろ、アヒャひゃひゃひゃははは!」
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/ああ、ASOCか、はやくきてくれ!B-5がはしごを登ってこない!手を貸してくれ!/
S4(到着しました! B-5さん!早く来てください!死にますよ!?)
S3{ったくしゃあねえなあ!!}
S3はB-5をかついで円盤状の乗り物に載せてASOC現地調査班とB-3で逃げた
S3{クソ、B-5が正気を取り戻さねえ}
S4(後ろ!付いてきてますよ! B-5さんは僕がやります! S3は操縦に意識を!)
S1/美猪葉!戻って来い! こいつにはここは少し息苦しすぎたか、、、/
S4(ダメだ、追いつかれる!向こうに攻撃を仕掛ける武器はないんですか?!)
B-3/手榴弾がある/
S4(ダメだ、そんなものマッハ2のスピードで空中で追いかけっこをしているのに当たるわけがない!)
S1/無理じゃない 向こうまでの距離を測って手榴弾を落としたときに向こうの機体がここに到達するタイミングに爆発するようにトリガーを引けば、、、/
S4(無茶だ、0.1秒でもずれただけで当たらない)
B-3/俺がやる/
ガチャ
安全装置を無効にします
わぉぉぉぉっぉぉぉおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!
チャージしました
ターゲットを補足
(レールガンですか)
/ちょっと違う、とにかく今はマッハ8の弾丸を飛ばせる状態だ、銃口はターゲットの位置を予測して100%当たるはずだ でも機内から発射したらこの機体にも穴が開いてしまう だから俺が/
S1/貸せ!/
言葉を遮って父はB-3のコイルガンを奪い緊急脱出装置に乗りマッハ2の機体からカプセルに入り空に放り出された、父はカプセル内からコイルガンを発射し見事にSOCの戦闘機を打ち抜いて墜落させたが
、父のマッハ2で動いているカプセルには穴があき ジェット気流によって無残に分解しながら地上にたたきつけられた
S1 B-5を12歳から高校2年生まで育て、班員を守るために死亡した
不死身の日記 自業 @yuurasi
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