B-3
ピロンピロンピロンピロン
朝からアラームが鳴り響く、その音はまるで危険信号を脳に直接出しているような音だった
/美猪葉 sou(S4)がsocの足跡を掴んだ、今すぐに出発だ/
携帯からは父の声が流れていた、外に出ると空港に連れていかれ 変った形の戦闘機に乗せられた、
s4(SOCが中国の街を襲撃しました 何故かはわかりませんが殺人はおこっていないようです、問題は住人が全員いなくなっていますね、メディアには)
/まて/
S4の話を遮るようにS1が発言する
/今回の襲撃は異例過ぎる、果たして俺らの出番なのか、いつもなら田舎を襲って俺らや各国の特殊部隊の出動を遅くさせるはずだが今回はまるでわざと出動させているようだ/
s4(え、、確かに異例ですが街を閉鎖状態にしています、何か秘密があるからでしょうか、ここで足取りをつかむしかないでしょう)
S2 {私も行くべきだと思いますね}
確かにS4の言うことが正しいが父のいうことも否定できない、もしバレたくないのなら住人を皆殺しにでもして情報を遅くさせるだろう住人を生かすのに意味があるのだろうか
「住人の中に、 生かしておかなくてはならない人物がいる」
s4(それはありますね、ですがもしかしたら誰かがSOCから抜け出して、そいつを探すために住人を全員とらえてる線もありえます いやでしたら皆殺しのほうがはやいか)
S4、世界でsouと恐れられる頭脳の持ち主だ
/付いたぞ、気を引き締めろ/
1時間程で到着し 戦闘機から降りるとまるで時が止まったかのような修羅場だった、街から少し離れた所に降りたが緊迫した空気は届いている 街につくと不自然な程に人気がなく、S2(副リーダー)の提案で
S2 S6 S5と
S1 S3 S4
で2手に別れた。
自分の考えだとこの地域に秘密はなく、もし秘密があるのならSOCの人間がいるはずで 秘密があるということをバレるようなことはしない
やはりここにいた人の中に重要人物がいるのだろうか、自分はその考えを2人に伝えたがS2は{ああ}と頷きながら迷いなく足を進める 一体何を考えているのだろうか
「S2 あなたの作戦を教えてください もし教えてくれないのならついていくことは出来ませんね、今は人探しです のん気に探索している場合ではないです、冷静になってください」
{私もそう思うわ}
気が付くと暗い地下鉄にいた
S2(そうか、確かにそう思う 私が班員だったらな)
!?
急にライトがつき自分達は100人程の人達に囲まれており、裏切られたのだろうか、元々スパイだったのだろうか そうであれば、S2 中々の演技だった ここまで緊張を見せずに来るとは人間技じゃない
「S2 随分と人が多いな、何がしたい」
{え、そんな}
緊張でしゃべっていなかったS5が口を開くが完全に状況に絶望している
(B-5 やっと見つけたよ)
おっと、どこでバレたのだろうか
(とらえろ)
100人が一斉襲い掛かってくる、身が焼けるような憎悪がこみ上げて それからはあまり覚えていない、運命なのか神のいたずらなのか、偶然にも何故か月のネックレスを持っていて、その銀色の月を見ると何故か冷静さを取り戻し正気になった
正気を取り戻した時には自分がやったのか50人程がすでに倒れていた 、
全員首の向きがおかしいので首の骨が折れているのだろう,折ったという表現が正しいのか
正気を取り戻した自分は無力で残りの50人から弾丸でハチの巣にされた、それから気が付くと真っ白の何もない空間で全身に鎖がついており、動くことすらできない、アレクサンドラ(S5)とは別の部屋のようで
あれから何時間たったのかどれ程遠い場所にいるのかすらわからない もしこの体勢をつずけていたら血流の流れが悪くなりエコノミークラス症候群になりかねない なっていないということはそれ程時間がたっていないということか
ヲォォォン
何か異様な音がすると同時に正面の壁がずれて一人の人間が現れる 拷問でもうけるのだろうか、受けるとしたらすぐに吐いてやろう、元々ASOCには入りたくて入ったわけじゃない
/久々だなB-5、S4から話はきいてる/
「誰だ、」
/B-3、そういえば思い出すだろう/
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