この少年の言葉が事実なら、彼女に届くだろうか?って、どう思いますか?

実に、淡々とした物語りですが、主人公と同じような年齢であろうこの私には、この物語りが、スッと入って来ます。

大きく違うのは、この私は、そこそこの高齢なのに、この小説の主人公のように、孫がいない事です。

もし、この私に孫がいたなら、この主人公と同じ心境になれたのか?……それは、この自分でも分かりません。

それに、妻もいますので……。

届ける物語が、まだ、無いのです。

ともかく、この淡々と語られる物語りを、読んでみて下さい。何か、感じる所がキットある筈です。