※以下、敬称略
私は(も?)司馬遼太郎や陳舜臣は愛読したし今でもたまに読む。漫画でなら横山光輝は三国志だけでなく史記や項羽と劉邦も取り上げていた。
上述した人々で問題なのは、私以外全員故人だということである。かくいう私も歴史・時代・伝奇は滅多に書かなくなった。
本作で語られた、そうした分野の抱える諸問題は書く限りずっとついて回る。なんたら警察は笑ってやり過ごすとしても、そもそもカクヨムならカクヨムの平均的な読者層にはなるほどウケにくいだろう。
しかし、異世界ファンタジーは市場として既にレッドオーシャンを迎えつつある。見方を変えれば、歴史・時代・伝奇はブルーオーシャンだ。
……という言葉が褒め言葉になる、この感じ。いやね、まさにこの作品で書かれてる世界で遊んでる身としては、更に今回のKACイベントでいろんな手口を試みてる身としては、「あるあるすぎていてーぞコラァ!」と怒鳴りたくなってくるわけなのですw
歴史小説ジャンルにおける、怒涛のような前提知識の要求。まーアレです、結構サドいですよねあれ。ただ、うまく提供できれば異世界ファンタジーのようにも提供できるんじゃないか。どうなんだろね。
とは言え、結局歴史が好きで、小説も好きだから歴史小説にたどり着いちゃってるだけの気もします。だいたい、この辺の先輩の無茶振りに応えるのが楽しいよーなマゾでなきゃ、歴史小説で遊べませんって。
やあ、歴史小説ジャンルいじりは楽しいな!