お説教

@nakamichiko

お説教

 場所はどこだかわからないですが、今からカタリとバーグ二人だけで話をします。


「カタリ、そこに座りなさい」


「え! 座れるから座るけど。バーグちゃんはAIだから座れないもんね」


「パタパタパタパタ! 」

急にトリさんの羽ばたき、彼?彼女?もいるが、しゃべらないのでカタリが通訳します。


「え! 怒られてやんの、って言ってるだろう? トリさん! 」


「怒られるに決まっているでしょう! カタリ、あなた最近全然小説を読んでいないでしょう? 」


「・・・・・」


「あなたの仕事なんだからちゃんとやってよ! 今の所あなたのゴーストライターも存在はしていないのだから、読むだけなんて簡単な事でしょう? 」


「でも仕方がないじゃないか! 設定にもあるだろう? 漫画とアニメが好きなんだ! まだカクヨミが始まる前、何処か覚えていないし、夢か幻かわからないけど、読んだよ! 結構文豪のものとか! でもわかったんだよ、やっぱり小説よりもこっちが好きって! いいじゃないか! 何となく両性の魅力を持ちつつのお気楽キャラで! 」


「それじゃあ、何のために生きているの? 私はずっとカクヨミの安全を守っているのよ! 二十四時間! 」


「って設定・・・」


「心の問題よ! 心がなさすぎ! カクヨミで命を得たのなら、ここでちゃんと生きないとどうするの! 」


「パアタ! 」


「すごい、そうだよねトリさん、でも・・・バーグ・・・実は僕だって努力はしたんだよ! ここに投稿している全作品を読もうって! でも、無理なんだ、知っているだろう? ものすごい数なんだ! 特に漫画アニメ好きの行く先、ファンタジーなんて、投稿が分刻みなんだよ! 全国にこれだけファンタジーを書ける人間がいるなんて・・・正直信じられなかった! しばらく頑張ったんだ、でも、数が増えていくばかりで、二十四時間ずっと読みっぱなし、アニメと漫画の時間はどうしてくれるのさ! 」


「私は二十四時間戦っているのよ、不正アクセス等々と、最近女の子が前で戦って男の子が後ろにいない? 」


「それは・・・でもわかるだろう! 数のことは! 」


「それはわかります、知っています、あなたよりもずっと・・・」


「パタパタパタ・・・・」


「どうしようか・・・そうだねトリさん・・・僕も悪いと思ってはいるんだ、みんな頑張っている。仕事の合間、勉強の合間、家事もそう、時間を作って書いているんだから・・・」


「三・・・三周年・・・三人・・・! ひらめいたわ! カタリ! トリさん! 」


「どうすればいいの? 」


「全作品の三行を読むのよ! 」


「三行? 三行だけ??? 」


「読まれないよりいいでしょう? 」


「可哀そう・・・PVにもならないだろうに・・・」


「それでも必ずカタリが読んでくれるって言うのは絶対にうれしいことだと思うわ! どう? これならできるでしょう? そんなに無理もないでしょう? 」


「う・・・うん・・・」


「なあに、不満なの? 」


「いいような、悪いような・・・」


「でもあなたのここで生まれた使命は果たせる! 」


「パタパタ!!! 」


「そうだよ・・・か・・・そうだね、そうすべきだよね、うん!そうすることにする! とにかくみんなのために! 究極の平等精神! 頑張るよ! 僕ももうすぐ一つ年を取るからね! よし! 頑張ろう! 」


ということでとても勝手ながら、二人とトリさんはこれからも頑張ってくれるそうです。三行でも読んでくれるとくれないとでは、まったく違いますから・・・

とにかく


どうもありがとう!!!


これからもよろしくね!!!



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