ワケありそうな男ふたりの間の、空気感

この作品の評価されるべき点は、見事に切り取られた会話劇にあると思います。

男ふたりでババ抜き?
せめてポーカーにしろよ、とはじめは思ったのですが、読み続けていくうちに、ババ抜きのテンポと物語のテンポがピタリ、とハマっていきます。

自称「趣味のない男」と、「趣味の悪い男」の行き着く先は――?

BLではないとだけ、申し上げておきましょう。
美しい物語の終わりに、何が見えるのか?皆さんの目でご覧になってください。