飛んで跳ねる
猫よ猫、今日は歩いてどこに行く?
塀の向こう、茂みの隙間、ソファーに潜り、気まぐれ尻尾がユラユラと。
長靴はいた猫の王。
貴方が眠ればその日が休日、顔をこすれば晴れのち雨。
好きに砥いで、好きに引っ掻き、好きに走り、ああでも箱に入ってはいけないよ。箱入りイワシに気をつけて。
猫の戴冠式は昼寝の後に。欠伸は集会のその後に。
猫嫌いのナポレオン、その理由を知ってるかい?
猫がチクった。猫が見ていた。猫は寝てるの知ってるぞ。
猫よ猫、今日は歩いてどこに行く?
気まぐれ転がり、飛んで跳ね。
長靴はいて歩き、尻尾を二股に。
気まぐれ王に、あるいは幸運招き、海峡渡って災い撒きて。
全て自由、猫の自由、自由に引っ掻き、走っておくれ。
ドラゴンと魔女の唄 雅 清(Meme11masa) @Meme11
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ドラゴンと魔女の唄の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます