とても美しくて鮮やかな小説です。無邪気な子供の見る世界と、それを見守る母の祈り。似た経験があり、胸がギュッとなりました。多くの方に読んでいただきたい名作です。
この作品の子供のように変わった子は、リアルに何処にでもいるのかもしれない。表現されている描写はなかったが、母親の疲れた感じが伝わってきた。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(262文字)
親の言いなりになる子なんて居ない親の思い通りに育つ子なんて居ない親の理想を叶える子なんて居ないそれでも親が子に望むのはそれ一つ
ずっと天使のような子と、優しさを少しづつ削る母。夕焼けこやけに溶け込む、対照的だけれどもお互いを信じ合う母子の情景が美しいです。夕焼けは暖かさの象徴のようでもありながら、いつか来る鮮血を伴う悲劇を…続きを読む
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