概要
とんびが鳳凰を育てまして
【カクヨム3周年記念選手権3日目! その➁】
「師匠、朝ですよ! 起きてください!」
「うぅ……まだ、寝てたい……」
「駄目です! 朝食が冷めちゃいますよ?」
今日もまた、教え子が俺を起こしに来た。
光り輝く長い金髪。瞳は美しい空色。肌は白く華奢で、最近、女性らしくなってきた。
俺の教え子、コレット・カンタールは天才である。
齢十三で、魔法都市最高称号である『賢者』となり都市同盟全体に名を轟かせ、十五歳になった今では、大陸でこいつの名を知らない奴は余程の世間知らずだ。
魔法だけじゃなく、ありとあらゆる分野で才能を発揮している、同盟の将来を背負う至宝。
……が、俺の前では。
「はい、師匠、あ~ん」
「や、やめぃ。自分で食べれれるわ!」
昔と変わらず、悪戯好きの子供のままなんだよな
「師匠、朝ですよ! 起きてください!」
「うぅ……まだ、寝てたい……」
「駄目です! 朝食が冷めちゃいますよ?」
今日もまた、教え子が俺を起こしに来た。
光り輝く長い金髪。瞳は美しい空色。肌は白く華奢で、最近、女性らしくなってきた。
俺の教え子、コレット・カンタールは天才である。
齢十三で、魔法都市最高称号である『賢者』となり都市同盟全体に名を轟かせ、十五歳になった今では、大陸でこいつの名を知らない奴は余程の世間知らずだ。
魔法だけじゃなく、ありとあらゆる分野で才能を発揮している、同盟の将来を背負う至宝。
……が、俺の前では。
「はい、師匠、あ~ん」
「や、やめぃ。自分で食べれれるわ!」
昔と変わらず、悪戯好きの子供のままなんだよな
※まず間違いなく、原稿中の珈琲及び菓子代に消えます。気を付けてください。