グータラな秀才次席のno.2願望

白楊帝国軍対貴族連合軍の一幕。
白楊帝国軍「黒豹艦隊」と「赤狼艦隊」計6万隻の艦隊と、貴族連合軍トルラバン侯爵率いる8万隻の艦隊が激突した。
貴族連合軍副将で次席指揮官のバルグェイドは、貴族の血筋ながら三男ゆえに爵位を有さなかったため、トルラバン侯爵に戦列参加どころか意見具申さえ許されなかった。それをいいことにサボっていたが、あっさりと侯爵率いる軍勢は帝国軍艦隊によって崩壊し、侯爵が戦死したことで貴族連合軍は危機に陥る。
グータラな怠惰願望の秀才次席指揮官は、不純な動機で残兵をまとめ上げ、勝ち目の薄い戦に挑むのだった。