あとがき
いかがだったでしょうか。
このお話は、もともとカクヨムの企画、「切り札」テーマの作品を、締め切り当日に大慌てで書こうとした「瞳に映る切り札」という3000文字程度のババ抜き勝負の作品が納得いく内容にならなかったため、下書きのまま眠らせていたものでした。
ある日この下書きが目に留まり、なんとなく書き足していくうちに、文字数は2万文字以上になっていました。
それを細かく分断し、色々と書き足した結果生まれたのがこの作品、「瞳に映る、煌く星の輝き」です。
タイトルが恋愛っぽいので、緊張感溢れる殺し合いギャンブルゲームの側面が薄くても許されるかな!……なーんて考えていたりします。
ただ、原案の時点から、「ダイヤの10が星の煌きのように」とか、「涙が星の煌きのように」という文がありました。それを二人の心模様や、思い出となった星空……そういったものにも当てはめていった結果、このタイトルになりました。
熱いギャンブルバトルを期待した皆様、ごめんなさい。物足りなかったかもしれません。
実は2人の戦いの後、田上が星乃の解放を条件に北竜会に入り、麻雀の代打ちとして再び命をかけて勝ち続け、最後は盲目になっていくという話や、田上を想いつつも男に触れられない身体になって、同性愛風俗に身を落としかける星乃の話も一度書いたのですが……バッサリ切り落としました。
もしかしたら、田上の話の方は番外で書くかも知れません。
愛する人が愛した人を、愛する人自身を殺してでも愛する事は……果たして出来るのか。
愛してはならないと決めた愛しい人に、命を捧げる事なんて……出来るのだろうか。
そんな事を考えて書きました。
楽しんでいただけたなら幸いです。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
ではまた、他の作品でお会いしましょう。
千鳥 涼介
おまけ。
私は「──」を入れるときは、文末と文頭で繋ぐ様にしていますが、文末の「──」が放ったらかしになったままになっている部分があり、その後しばらく経った後の文頭に「──」を入れている部分があります。
探してみて下さいネ。
瞳に映る、煌く星の輝き 千鳥 涼介 @chitoriri1111
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