第3話 新たな仲間との出会い

「オゥエ、モロロロロロロロ!」

「ちょっとキミ大丈夫?」

「ほんとに大丈夫か?」

「汚いよ。」

俺は首都に向かう途中の船で柵から身を乗り出し嘔吐物を海に垂らしていた。

(完全に酔った。)

もうこのまま体中の水分が嘔吐物に持っていかれるのかと思うくらい吐き続けていた。

「ねぇ大志、ちょっと横になるといいよ!」

そう言われ俺は横になった。



それからどれだけ時間が過ぎただろうか。

もう宵だ。

「ねぇキミ、もう岸が見えてきたよ。」

「本当か?やった!」

そして俺が甲板に出て前を見ると……。

草原が広がっていた。

「なぁ首都ってまだ結構先なのか?」

「んーちょうど折り返しってとこかな?」

「………………。」

「まぁ陸路だから航路よりかは、早いと思うよ。」

「そうか。それは良かった。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

この異世界ロクでもないな! 理系の作家 @inataku

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ