とても辛そうで切なげな少年に、ぼくは歩み寄った。

夜、ある地方都市のバス停で。
その日バスを降りた男、吉田は、そこで肩を落としてバスを見送る一人の少年を見かける。
とても辛そうな様子の少年。彼はここで、誰かを待っているのだろうか?
気になった吉田は、彼に「こんばんは」と声を掛ける。彼の抱えているものが、気になったから……

バス停でのふとした出会い。
辛くて悩んでいる人がいたら、それが見ず知らずの他人でも、勇気をもって歩み寄ってみませんか?そうする事でその人の心に、救いを与えることができるのかもしれません。

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