爬虫類的ぷりぷり尻尾がある人生で人類が生み出しちゃった“食べられる敵”をどうにかする予定のレプア人である俺の話。

爬虫類のレオパードゲッコーに似たぷりぷり尻尾を備えた、一般的に言う尻尾以外ほとんどヒューマンなリザードマンなんだけれど、生態だけはかなり爬虫類寄りな亜人類が住まう惑星「レプア」は、ゆるくも人類存亡の危機にあった。

日本人は３食白米？結構！
レプア人は３食コロギ粉パンだ！！！

コロギ粉の元となる食用家畜、６脚有翼の動物「コオロ牛」が突然変異で「人型コオロ牛」に進化。人語を介して世界征服宣言をしたと思ったら隔壁シェルターを建設し始めた。
平和ボケしていた人類は突如現れた征服者になすすべもなく、建設された隔壁シェルターに閉じ込められ、以来500年、今なおシェルター内での暮らしを強いられている。
「こんな暮らしはもう嫌だ！」
レプア人の青年が一念発起してシェルターの外にある世界を取り戻そうとす…続きを読む