第4話 鼻くそみよちゃん(仮)
沢山の子供達の中に
肌が浅黒く いつも
小汚い服を着て 小3にもなって
鼻くそを食べるから
「鼻くそみよちゃん」と呼ばれて
子供達にドン引きされている子が
いました。
ドン引きなのはそれだけでなく
家がゴミ屋敷であったのも理由の一つで
(電話が鳴っても荷物に埋もれてどこにあるのか分からなかったらしい)
何故そんなに散らかっていたのか
両親共に働き者で 掃除する暇が
ないと言ってたようだが
おばちゃんは家に居て 私達とみよちゃんが
揉めて 泣いて帰ると必ずやって来て
「ちょっと来て‼︎」と社宅のみんなが
見える場所にわざわざ連れ出され
全員を並ばせて説教していた。
子供心にみよちゃんがいじめられるのは
汚らしい服装や鼻くそを食べるからであって
こんなにウチの子をいじめたと怒るなら
「ちゃんと世話してあげたらいいのに」
と 怒られながら思っていた。それと同時に
みんなを並べて周りから見える場所にわざわざ連れ出して罵倒するのは「私らで憂さ晴らししてるんやろなぁ」と思っていた。
グレーゾーンな話 @ruukuu_6279
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