この航海の果てには、何があるのだろう。偉大なるグラヴェール家の令息であり、エルシーア国海軍に属する主人公シャインは、若干二十歳にして、特別な船『ロワールハイネス号』の艦長となることを命じられる。…続きを読む
青い海と空、船首が切る波の音、鼻腔をくすぐる潮風の匂い。大きな船というのはなぜこうもワクワクさせられるのだろう。現代のフェリーであれ、大航海時代の船であれ、船に乗るという行為そのものが遠くの地へ行…続きを読む
……しかし全員でない。スクーナー船「ロワールハイネス号」にまつわる海洋ファンタジーです。船には人の強い『想い』で精霊が宿る。自分の『居場所』。ロワールの意味は途中で説明されます。…続きを読む
エルシーアという名の美しい海。そこを舞台に繰り広げられる、「船の精霊」と海を愛する男たちの物語です。まず船の描写が素晴らしい。作者の船に対する並々ならぬ愛情とこだわりが伝わってきます。「船の…続きを読む
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