跳躍のクロッククロニカ

『浮遊する時計塔《クロキシア》』に住む青年ヒロは、幼いころに親友の少女クロナを何者かにさらわれてしまう。
泣き虫だった自分、強気だったクロナ。あの時、自分が彼女の手を離したりしなければ。
そんな後悔を胸に成長したヒロの目の前に現れたのは、誘拐されたあの時と変わらない姿をしたクロナだった。
彼女とともに行動するうちに、ヒロは陰謀渦巻く街の下層へと引き込まれていき――

もう二度と、君の手を離したりしない。たとえ何があっても。