自分勝手な僕はそれでも異世界で生き抜いていく

草むらの猫

プロローグ

私は、今まであなた達を助けるために身を粉にして働いてきたのよ。あんたがここにいるから私がしたい事も出来ないのよ!?


何をいっているんですか!私は、毎月毎月家にお金を入れるために働いて来たんですよ‼


「いい加減めんどくなったよ・・・」


僕は、今使われていない橋の上にいる。理由は死ぬためだ。生きている今が嫌になったのだ。いつもいつも母と祖母は喧嘩しその度に仲裁に入ったしかし、それも段々悪化し祖母は自分の意見を勝手に正当化しさらにわがままになった。ボケてきているならまだしも自覚してやっているから質が悪い。10年間以上我慢してきたが、もう耐えきれなくなった。育ててもらってきた親にも悪いと思ってるけどそれ以上に精神に来るものがあった。


「ごめん、身勝手な息子で・・・」


僕は、橋の手すりに手をかける


「自殺したら地獄に落ちるのかな・・・」


そう呟き、体を反転させ頭を下に向ける


「でも・・・今と変わらないかな」


何かを悟るように言うそして


「今が地獄の様だからね」


その言葉最後に僕は、手すりから手を放す

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自分勝手な僕はそれでも異世界で生き抜いていく 草むらの猫 @gayarit

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