第三話
「巨大なスライム?」
ダンジョンのボス部屋と思われる部屋の中はおよそ直径10mの半円の部屋になっており、中には大体スライム10体分の大きさのスライムがいた。
「大っきいし、ビックスライムとしよう」
そんな事を考えていると、
バチャン!
「おっと!」
飛び跳ね襲い掛かって来たビックスライムを避けて、両手に待つ鎌で反撃しする。
「はぁっ!」
ビックスライムに攻撃を与えたのだが相手がスライムな為、恐らく効いているのだろうがスライムな為全く何の変化も全くと言っていい程ワカラナイ!
「とりあえず、めった斬る!」
そう叫び、ビックスライムの攻撃をかわし乍ら、反撃を繰り返すことを続ける事一分。ビック・スライムは光の粒になり消滅し、そしてそれと同時に部屋の中心には金色の宝箱が出現した。
「お、宝箱が出現するのか!?」
ちょうどいい、今日は此処までにして帰ろう。
そう思い、出現した宝箱を開けると中には三本の巻物が入っていた。
「ん~とりあえず帰ってからにするか」
そう考え、ダンジョン探索を終了しにし、帰り道、簡易食として持ってきたチョコパン片手に帰り道に出たスライムを狩ながら帰還した
ダンジョンから帰ると、家の時計と自身の身に着けている腕時計を確認すると時間の誤差はなく、ダンジョン内での時間はどうやら地上と変わらないらしい
「今が11時四十五分だから、大体1時間半潜ってたんだな。」
とりあえず部屋に戻って戦利品の確認してしないと。
お楽しみの戦利品すぐに確認したい衝動を抑えられず、急いで馬鹿でかい扉を閉め、第2キッチンの戸締りを終えて自身の部屋に戻った。
自室に戻ると直ぐに、鍵をかけ装着していたサポーターを外して鎌と一緒に隠した後、リュックの中に敷き詰めていた戦利品を出し確認し始める。
「スライムの液体と思われるのが入ってる試験管223本と紫の小さな石が同じく223個だな」
まず最初に、スライムの落としたスライムの液と思われるものが入っている試験管を確認する為を持って眺めてみたり、そして開けみようとするが
「酸だったら危ないし出さないでおいた方がいいな、あとこの試験管をおく箱とモンスターが落としたアイテム部屋を作らないとな」
今後のことを考えつつ、俺は次に試験官と一緒に落ちた紫の小さな石は何か考えたのだがこれは、簡単に予想ができ
「多分、スライムコアか魔石だよな。とりあえず、2つとも昨日色々物を買った時に出たダンボールに隠しておくか」
仁はスライム液の試験管とスライムコアか魔石と思われる石をダンボールに仕舞い、クローゼットに隠して最後にボス部屋で得た戦利品を確認する。
「最後はこの巻物三本だな…」
そう言い巻物を持ち、様々な角度で眺めてみるが全く分からない
「一本ずつ開けるてみるか」
そう思い、三本の中から適当に一本の巻物を手に取り、赤い紐をといて開けてみると
「うっ、なんだ」
巻物を解いた瞬間、巻物は空中に浮かび開くと自分に向けて発光してその後、スライムの消滅と同じ様に消えた
「何も変化はないな…仕方ない、もう一本開けるか」
何も変化が無かった為もう一本、巻物の紐を解き、さっき程と同じように巻物が消えると今回は頭の中に文字が現れた
柊 仁(15)
レベル1
体力:I:25
筋力:I:24
耐久:I:8
器用:I:29
俊敏:I:32
魔力:I:14
幸運:85
スキル
パッシブ 成長促進
アクティブ 鑑定Ⅰ
ボス戦で手に入れた巻物は、どうやらスキルを手に入れる事が出来る アイテムだったらしい
「それじゃあ最後の一本も使ってスキルを得ますか」
最後の一本の紐を解きスキルを獲得する
「それじゃあ、何を得たか確認しないとな」
早速得た鑑定を使い新しく得たスキルを知る為、自身を鑑定すると身体強化のスキルを獲得していた。
その後、鑑定を使いスキルの情報を見れないかと思い、スキル自体に絞ると成功した。
〘スキル︰成長促進 自身の成長を促進させる〙
〘スキル︰鑑定Ⅰ あらゆる情報を確認することが可能になる〙
〘スキル︰身体強化Ⅰ 自身の身体を強化する〙
と、この様に簡単に表示されており、恐らくスキルレベルを表しているⅠが上がれば鑑定の情報も上がるのだろう
「こんな感じか…あっ、そうだスライム液とあの石を見れるの忘れてた」
スライム液と紫の石を鑑定すればいいことを思い出し、押し入れに仕舞ったスライム液入の試験管と紫の石を鑑定する。
〘スライム液 スライムの体液が詰まった試験官〙
〘魔石 魔物が落とす魔物の心臓〙
このような、結果が出てきあの紫の石は魔石と言う事がわかったが、スライム液は鑑定ができても機縁かもしれないと言う事で準危険し、押し入れに戻した.
その後、俺はいつもと変わらない生活を少し一日を終えた
D life 叶瀬囲炉裏 @ka1412ryu
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