第3話 電話

楽しく話していると病気の君が声を聞きたいといいだした。だから私は電話をしようと言った。でも声がでないからできない。とチャット越しなのに悲しさが伝わってきた。私は考えてから君はチャットで話して私は普通に話すということを提案した。これなら私の声も聞けるし楽しく話せると。君は少しためらったが私が強引に電話をするように誘った。

そして君と電話を始めた。どうでもいい話しをいっぱいした。例えば


いつもはなにをしてるの?


なにが好きなの?


どんなテレビを見てる?


とか、どうでもいい質問ばかりした。病気のことにはあまりふれないように、いつもより声のトーンを少しあげて話した。

電話が終わってから聞いてみた。私との電話は楽しかったのか。すると君は


『楽しかった!ありがとう!』


と言ってきた。私は嬉しかった。だからは私は


『こちらこそ!』


と明るく言った。こんなバカな自分でも楽しませることができてよかったと心底思った。これからも楽しませたいという思いでいっぱいになった。もう夜も遅くなったから寝ることにした。次はどんな話しをして君を楽しませようかと考えながら。

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病気の君と @volleyballsaki

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