第1.5話  -旅-

 初めて感じる太陽の暖かさと痛いほど照り付ける太陽の光に目が覚めた。

大樹いた時とは真逆で、地面に這いつくばったかのようなほどの視界の低さに困惑しつつも気分はとても清々しかった。

彼は魔族本来の力は衰えていたものの何の確信もないが体が動くようなきがした。

 しかし彼は、いくつかの疑問が残っていた。

自分は何者なのか。

どうしてあんな大樹が存在するのか。

あの十字架は一体何なのか。

 そんなことを考えながらも樹木から離れ十字架からも解き放たれた彼の表情はとても豊かだった。

そして、妙に重い身体を、自身の謎と安住の地を探すため旅するのだった。

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