護衛

彼はいつもは何もつけずに、ボスを危険から守ることを使命としている。

誰かと面として向かう際はお面をつけている。

「ぁ…ふぁー…んんぐ。」

のんびり欠伸をして起きる。

彼は仕事柄厳ついイメージを植え付けられているが、実はのんびり屋なのだ。

「よいしょ…魔王ー、朝ご飯何がいいー?」

着替えながらのんびりとした口調で話す。

『カニ。』

「だからそれはないってば。」

『…じゃあ肉。』

「朝からがっつり行きますなあ。何か他にサラダとかも作っとくよ。」

『わあい。』

二人共職業柄厳ついイメージを植え付けられているが、中身は二人共のんびりとしている。

「あ、とあと兄弟も寝てたら起こしておいていただけるとありがたい」

『兄弟はさっき起きてるとこ見たからあとの二人起こしてくるね』

「あー...そういえば兄弟は寝れなくてそのまんま起きてるんだっけ」

『そう、爆発音が耳から離れないとかどうたらこうたら…』

のんびりと会話をしつつ、着替えを済ませる。

「うし、着替え終わったし朝ごはん作ってくる。」

『肉!!肉!!』

「はーい。」

エプロンをして、手を洗って、具材を切って、フライパンで炒めて、焼いて、盛り付けて...

さながらその姿は母のようだった。

「肉ー!」

先程通話をしていたが匂いにつられて来たようだ。

その後も魔王につられるようにぞろぞろと皆がやってくる。

「ご飯できたよぉ。食べ終わったら下げといてね~」

「「「いただきます!!」」」

みんなが一斉に食べ始める。よっぽどお腹が空いていたようで。

「ご飯のおかわりはここに炊飯ジャーがあるからここから自由にもっていってね」

かちゃかちゃ、もぐもぐといった音が鳴り響く。

「おかわり!!おいしい!!」といって炊飯ジャーの所まで嬉しそうに行ったりしている。

「皆子供みたいだな…w

そうだ、これ食べ終わった後休憩したら殺りにいくよ~」

おー!!!

パンダの面をかぶった護衛は母のように皆を守る。

「えへへ~みんなを守る事なら僕にまかせろぉ」

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ただの書き殴り。 悪運 @akun0719

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