自主企画用「カクヨム作家はカク語りき」

瀬夏ジュン

「カクヨム作家はカク語りき」

こんにちは。

瀬夏ジュンと申します。



紹介する作品のタイトル:「看護師ミツルの事件簿」

URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054884524988


現代推理モノ、医療モノです。

ユルい雰囲気の鴨川ミツルくんが、同僚看護師のリエとともに院内の事件を解決しようとします。

シリーズ化を目論んでおりますが、まだ「記念病院の内蔵」編のみです。


以下、用意していただいた問いに答えてまいります。



【キャラを作る際に工夫した点はありますか?(キャラの名前、性格、キャラ同士の関係性など)】


キャラの名前について:

すべての登場人物の姓は、実在する地名にしています。

自分にゆかりのある、印象的なものを選んでいます。

名前は可能な限りカタカナにしています。

漢字は個人的に好きではないのです。

なぜなのか、自分でもよくわかりません。笑


キャラの性格について:

この作品では、できるだけリアルにしようと思いました。

とはいっても、主人公はユルい感じ、そのガールフレンドは快活な感じ、医者はガサツな感じ、女医は知的で冷静な感じ、などなど、それぞれカブらないようにしました。



【タイトルで工夫した点はありますか?(小説タイトル、章のタイトル、各話のタイトルなど)】


小説タイトルは、ありふれた感じを目指しました。

各話タイトルは、すこしだけキャッチーに。



【物語独自の設定にこだわりはありますか?(魔法があるならば、その魔法の規則性は? その規則性は、どのようにして発想しましたか?(仏教の真言など、既存のもの? それとも自分で自作されましたか?))】


推理モノの現代ドラマなので、リアリティを大事にしました。

この物語は、わたしの身内が実際に経験した話をもとに作りました。

創作のエネルギーは「怒り」でした。



【物語の構成に工夫された点はありますか?(起承転結? 序破急? その他、例えば、第3話と第13話は対になっている…などなど)】


ユルい雰囲気のなかに、急に違うモノを入れるようにしました。

文体だったり、テンポだったり、内容だったり。

ちょっとグロい描写とか、痛い状況だとか、くさい臭いだとか。

院内の風景では、光や色を使った部分があります。

この作品に限らず、五感に訴える書き方をしようと努めています。

が、それほど効果をあげていないかも……。



【物語のテーマは何でしょうか? 裏テーマはあるでしょうか?(テーマとしては恋愛だけども、裏テーマとしては世界をどう救うか、というところがある…など)】


読者の皆さんが楽しく推理して読み進んでいけるように。

これが作者としてのテーマでした。

もしもこの作品自体に、なにか意味のあるテーマがあるとすれば、それは


「見かけと実際は違う」


ということでしょうか。

よくテレビに出ているひとのことは、なんとなく信頼しますよね。

あるいは、ホームページが立派だと、その店は安心できるとか。

たくさん広告を見かける大手のグループは、ちゃんとしていると思ってしまう。

どんな業界でも同じだと思いますが、本当はそんな作られた見かけはまったく信用できません。

医療だってそうですよ、ということを書きたかったのです。



【物語に出てくる小物に工夫した点はありますか? (武器、服装、食べ物など)】


臓物を登場させました。

生の肉塊はちょっとインパクトがあるかなあと考えました。

でも、実際に人間が血を流すシチュエーションは避けましたし、描写する必要もありませんでした。

あ。

患者さんの治療の描写では、そんな場面があったですね。汗



【地の文に工夫している点はありますか? (短文を心がけていますか? 長文でも読みやすいor読者を惹きつけるような工夫をされていますか?戦闘シーンや情景描写にこだわりがありますか?)】


文章の文字数は可能な限り短くしたいと、いつも思っています。

それで逆に読みにくくなってしまう場合もあるのですが、試行錯誤しています。

なにより心がけているのは、自分だけの文章を作りたいと……。

独自性を出そうとして、へんないい回しをしたりします。

慣用句のようなものが嫌いなのです。

そんなわたしの試みは、たいがいは失敗している気がします。笑


例:「冷や水を浴びせられた」ではなく→「冷たい水をかけられた」


それから、わたしは心理描写というものをあまりしない傾向があります。

情景描写も、なるべく心理的な表現を避けています。

小説を読み慣れた方々には、物足りないかもしれません。

能力の問題とともに、自分の好みでもあります。

思うに、人間よりもモノが主体なのかもしれません。

非常にヘンですよね。笑

ここらへんは鍛錬が必要と感じています。



【物語独自の固有名詞に工夫している点はありますか? (漢字の組み合わせ? カタカナ? 読者に理解してもらうための工夫は?)】


カタカナは多めに使っています。

漢字は少なめ。

ひらがな多め。

固有名詞だけではなく、できるだけ書きたい!

文字を音で伝えたいという、わたしの性質がそうさせているのかもしれません。

いや、漢字が嫌いなだけかも。笑



【その他、語りたいことがあればご自由にどうぞ!】


書き手のわたしの目標は、「殻を破る」でした。

今まで書いたことのない「推理小説」に挑戦した結果、この作品が生まれました。

殻を破ることには成功しましたが……。

そういえば、まだ恋愛小説もラノベ風も純文学も、ぜんぜん書いたことがないなあ。笑


おそまつでした!





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

自主企画用「カクヨム作家はカク語りき」 瀬夏ジュン @repurcussions4life

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ