桜、鬼、日本の美しさが文章に溢れており、幻想的で、また切ないお話でした。
きたにひなこです。 経歴 2023年 エブリスタ「執筆応援キャンペーン 大正浪漫」入賞 「冬薔薇の戀」 集英社ノベル大賞 ネット小説大賞 一次選考通過 …
物語は大江山の酒呑童子を退治した後のものだ。酒呑童子を倒す前から、一人の美貌の少年は愁いを帯びていた。そんな少年のことを気にした義兄は、少年の家を訪ねる。しかし、昨晩家を出た切り、少年は帰っていな…続きを読む
淡々とした丁寧な美しい文章を読み進めていくうちに、いつのまにか絵巻物の世界に取り込まれていることに気がつきました。一つ一つの文章が脳内で重なり合い、無限に続く十二単に包まれていく感覚を味わいました。…続きを読む
酒呑童子が退治される昔話のその後、ということで読んでみました。 まず、文章が美しい。それだけでなく、美しいものと醜いものが混じる都の様子、人心の荒みを見ているがゆえの暗澹とした心情が容易く目に浮…続きを読む
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