8.どこかで
厚くわだかまる灰色の
私は山中に
晴れた日の下水道は、
私の
「何を言ってるんだ?」
「まあ、聞いてくださいよ。
僕は暗く、冷たい、
でも、僕の前に地球が立ち
なんと、彼の体を
私は、彼に
「宇宙は、どんなところだった?」
「どうもこうも、ただの真空ですよ。真っ暗で、何もありません。
「降りてくるとき、地球はどんなふうに見えた?」
「緑色の、オーロラがはためいていました。あれはちょっと、面白かったかな。でも、オーロラにひっぱたかれて、その
頼りにならない
その時は私も、
私は、しばらくは水の流れが変わらず、彼と同行できるようにと
「ああ! 宇宙に帰りたい!……でも、もう帰れない! 地球が
……砕けない。
ああ、僕はもう
私は、彼があまりにもうるさいので、
「水分子をやめるのは、簡単だよ。私たちが何かと
きっと、いいことがあるよ」
水分子の思い出 星向 純 @redoceanswimmer
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