喋らなくなった部下の事で頭がいっぱい

主人公の伏見主任は、一言でいえば『できる上司』。仕事は優秀だし、部下への気遣いだってできる。読んでいて思わず、自分にもこんな上司考えずにはいられません。ですがそんな伏見主任にも悩みはあります。その原因は、部下の片岡君。

タイトルにもある通り、この片岡君が喋らないのです。いえ、彼だって最初から何も喋らなかったわけではありません。ですがある日を境に突然口を利かなくなり、用事がある時は全て筆談のみになってしまったのです。いったいなぜ?
周りに迷惑はかけていないので止めろとは言わないけど、何の説明も無しにこんな事をされては気にならないはずがありません。もしかしたら嫌われているのかも。
不可解な部下の行動の理由をあれこれ考えますが、どれだけ頭を捻ってもなかなか真相にはたどり着けません。気づけばだんだんと片岡君の事が頭から離れなくなっていき……

できる上司、伏見主任に降りかかったこの事件。果たして片岡君の行為の真相は?

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