優しい悪魔
――ああ。君は約束を破ってしまった。これで奴等は君の事を見つけ出してしまうだろう。だから私はそれを「無かったこと」にしてしまうしかない。そう、「無かったこと」にしてしまおう。見つけ出されてしまったことすらもだ。しかし君は賢いね。何せこの私が<良い口>を与えるくらいだ。当たり前のことかもしれないがね。君が最期に言ったあの言葉は紛れも無く実現するだろう。あぁ、なに。個体の違いなど、些細なことさ。また直ぐに会えるさ。今は静かに眠ると良い。
言の葉 @yoll
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