その蜘蛛の糸は、切れない

 あの世とこの世との境界で、二人の人間の魂が出会う。ポヘカーで勝負して勝った方が生き残り、負けた方は死ぬ。

 行き詰まる駆け引き。最後に生き残るのはどちらか?

 そして意表を突く展開と、意外にもさわやかな読後感。短編小説とは、ああ、やはりこうあるべきだなぁと感心させられる作品でした。