それは──魚だろう?

比喩でも何でもなく、息子が連れてきたフィアンセは魚だったんですよ。
それが、徐々に進化していき、やがて、○○姫な展開を迎えるんです。
そして、彼には息子だけでなく娘もいて、彼女が……というお話。

不思議。とにかく不思議なんですが読ませるものがあります。
主人公は奥さんを亡くしていて、苦労してそうなんですが、悲壮感がないのがいいです。淡々と突飛な現実も受け入れていきます。
シュールとは、このことでしょうか。よく分かりませんが、独特な面白さがある作品です。