銃声

あの日の出来事、あの日の出逢いが全てを変えてしまった。


あれから私たちはお父さんの姉にあたる伯母さんの家で育てられた。


あの日以来、私たちに笑顔はなく、毎日を淡々と過ごしていた。


白とは全く話さない訳ではないが、毎日仲良く遊んでいたのが嘘のようにドライな関係になっていた。


そういう生活をしながらもう10年。


私たちは高校生。


同じ学校に通っている。


因みに母は獄中で発狂して死んでしまったらしい。


今の私にとっては本当にどうでもよかった。


あの人が死んだから今更どうこうなるわけではないし。


伯母さんは優しい人だった。


不遇な私たちに対して何不自由なく過ごせる環境を与えてくれた。


そこに感謝しかなく、他に何も思うことはなかった。


私自身もはや生きる意義を見失いつつあった。


それでも生きているのは白がいるからだろう。


あの日の自分に立てた誓いを忘れたことはない。


しかしこれまで、私は白に何もしてやれなかった。


何かしようとはしてみたが、全て効果がなかった。


色んなことに興味を持たせようとした。


あんなこと忘れさせてしまうように……


しかし、白はまるで感情をなくしてしまったように無表情だった。


私が何をしようが、バカなことをしようが関係なかった。


そんな毎日を過ごすうちに疲れてしまったのだろう。


いつのまにか私も努力するのをやめて、白と一緒に感情をなくしてしまった。


「おはよう、白。」


「……おはよ。」


あの時から変わらないいつもの朝。


挨拶ですら淡白に行われる。


「行ってきます。」


朝ごはんを食べたら白はとっとと出て行ってしまう。


毎日朝練を行う運動部が如く早く行ってしまう。


別に部活動も何もやってないはずなのにだ。


いつもは特に気にしないのだが、この日だけ何故かこの日だけどうしても気になった。


私はその日白をつけて行くことにした。


もしかしたら、なにかのきっかけになるかもしれない。


そんな浅はかな考えではあった。


しかし、通学路でいきなりそれが阻まれることになった。


「よ!姫宮!珍しいなお前がこんな朝早いなんてよ!」


「うわっ!?え?門倉くん?」


突然目の前に現れたそいつはクラスメイトの門倉くんだった。


まさに出鼻を挫かれた気分になった。


「なぁに驚いてんだよ!今から学校だろ?一緒に行こうぜ!」


「……。」


ぶっちゃけものすごくスルーしたい。


クラスでも頼んでもないのにわいのわいの絡んでくるし、実に鬱陶しい。


クラスの時は適当に相槌打ってスルー出来るのだが、今回はそうもいかないだろう。


「な、なんだよその顔……い、嫌か?俺と行くの。」


表情に出てしまっていたらしい。


あー、なら今更取り繕う必要もないなと感じて本音を言うことにする。


「嫌。だから消えて。」


「酷くない!?」


そんなことないと思うけど。


「そ、そんなこと言わずにさー……ね?せっかく会ったんだし一緒に行こうぜー?」


「うっざ、きっも。」


「あれなんか今日キャラ違くない!?」


たしかにクラスの時とはむしろ真逆かもしれない。


私はクラスでは基本何も喋らず、読書に徹している。


もし友達なんぞ作ろうものなら白のことを考えれなくなってしまうと思っているからだ。


話しかけられたら、適当にあしらうように相槌だけ。


「今は邪魔して欲しくなかったの。良いから目の前から消えてよ。」


「そ、そんな……でもそんなお前も可愛い……。」


「は?」


今なんと抜かしましたかこの人。


「こ、この際だから言うけど!俺!お前のこと好きなんだ!」


まさかの急展開。


私としてはこれ以上近づいて欲しくないんだけど……。


「あっそ、だから?」


「俺と付き合ってくれ!」


めんどくさい……。


「嫌に決まってるでしょ。良いから即刻消えて。」


「俺、お前のこと本気なんだ!お前の容姿とおっぱいとお尻が好きなんだ!」


心の底からきもいと思った。


この通学路のど真ん中で何を叫んでるんだこの人は…。


「何度も言うけど、きもい。私でシコるのは勝手だけど私との可能性だけは感じないで。」


「マジで!?シコっていいのか!?!?」


「もうめんどくさい!じゃーねさよなら!」


私は門倉くんの脇を抜けて足早に学校へと向かった。


あいつのせいで、完全に白と離れてしまった。


今から急いでも見つけることは困難だろう。


ああもうなんて朝なの……。


「ま、待ってくれ!お前でシコらせてくれ!!」


「だーもう!ついてこないで!!」


完全に意味を履き違えてるし、肝心なところだけ聞いてないし!


私はいつのまにか門倉くんから逃げることに必死で、白のことをすっかり忘れてしまっていた。


「はぁ…はぁ……なんなのよあいつ……。」


教室に入り、息を整える。


どうせまたここで会うのだが、何というかなんなんだ……。


「あかねんどうかしたの?てか早いねー。」


「佐伯さん、か……門倉くんとかいう変態に追いかけ回されてたとこよ……。」


私は疲れ果てて、そのまま席に突っぷす。


話しかけてきた小柄な女の子は佐伯さん。


この子も何かと話しかけてくる存在だ。


「みどりで良いって言ってるのにー。」


「どう呼ぼうが私の勝手よ…。」


「あかねん冷たいなー。あ、門倉くんがどうだか言ってたよねー?」


「いきなり告白されて、断ったのに追いかけ回されてたの。」


事実をありのままに伝えた。


「はぇー…あの門倉くんがねー。女子にはちょー人気だよー?」


「は?あんな変態が?」


「変態かどーかは知らないけどー。成績優秀だし、スポーツだって全国クラスだし、顔もイケメンでスタイル抜群だよー?」


「胡散臭い、きもい。」


「あんな話してるのにそんな嫌いなんだねーあかねん。」


「あれを話してる内に入れないで。」


「まーたしかにあかねんはあーそーねーとか頷いたりばっかだよねー。」


「めんどくさいから適当にかわしてるだけよ。」


「私ともそんな感じだしーあかねんって誰とでもそんな感じだと思ってたよー。」


「私は誰とも極力関わりたくないの。」


「えー酷いなー。でも今日のあかねんよく喋るし、可愛いねー。」


「……。」


なんなんだろう。


私はみんなを避けて過ごしているはずなのに、どうしてみんな私に寄ってくるんだろう。


「もしかして照れてるー?」


「そんなわけないでしょ。この世にぼっちって居ないのかなって思ってただけよ。」


友達がいない人なんてたくさんいると本にも書いてあったのに、ここまでされて友達が作れないと嘆く奴は余程のコミュ障としか思えない。


「あー……あかねんー。あかねんには無理じゃないかなー?」


「は?どうしてよ?」


「だってそうでしょー。学年でもトップとさえ言われる美人さんだしー。話したら誰にでも受け答えしてくれるしー。」


「へ?」


ちょっと待てちょっと待て。


私が作ったキャラが私の思ったところより変な方向に行ってるってこと?


「周りから見たら凄い接しやすい女の子だしー?どっちかといえば気さくって感じだしー?ていうか1人の方が良いなんて私も今知ったよー?」


「そんなっ!?」


まさか私の築いてきた孤独ライフが間違いだったなんて……っ!


「あかねん勘違いさせちゃうタイプだねー。」


「うー……。」


計算違いが起きていたなんて思ってもなかったから、私は今になって焦っていた。


「あははー。あかねん可愛いなー。」


「くっ……こうなったら背に腹は変えられないわ……っ!どうやったら孤独になれると思う!?」


私は佐伯さんに詰め寄った。


今からでもなんとか修正出来ないか……


「えー?もー手遅れじゃないー?」


「そんなこと言わないで助けてよ!」


「あれ?今日姫なんか可愛くない?」


「やっほろー茜ちゃん!そんな涙目だとみんな勘違いしちゃいますぞ!」


「……。」


たしかに今更だが、私は人に話しかけられすぎだと感じていた。


「あー……あかねんね。孤独になりたいんだって。」


「えっ!?なんでよ!!!私とのあの日の誓いは!?」


「あの日の誓いって何!?」


「茜ちゃん!!それはまっことおかしな話ですぞ!!!」


「‪もう意味がわからないんだけど!?」


「えっ、えっ……何これ今日の姫レアすぎでしょ!」


朝から動揺してばかりだけど、確かにこんな姿をクラスに晒すのは初めてだった。


「んー……あかねんさー。なんでそんな孤独になりたいのー?」


「え?」


「確かに気になります!ぜひお聞かせ願いたい!」


「確かに、春的にも気になる。」


3人がずずいと身を乗り出してくる。


これは……もう、逃げられないか。


「わ、分かったわよ……。」


私は彼女らに過去の出来事と、そのことで妹を幸せにしたいことを話して、そのためには他の人たちと遊んでいる暇はないことを説明した。


「……あかねんにも色々あったんだねー。」


「んー……春的にはちょっと意味がわかんないかな!だってそれで姫が友達作んないのおかしいじゃん!」


「ははーなるほどー……でもそれなら尚のこと1人で悩んでいても仕方ないのではないでしょうか!」


三者三様といった反応だった。


「じゃあ、友達がいて白に何が出来るのよ?」


「んー……でも今まで1人だと何も出来なかったんだよねー?それなら私たちが一緒に妹さんのこと考えてあげること出来るしー。その方が良いアイデアが浮かぶと思うんだよねー。」


「そうよ!1人より2人!2人より3人!絶対その方が良い案が出るって!」


「我も御二方に同意ですな!今から少し考えてみましょう!」


「……そーゆーものかしら…。」


確かに現状立ち止まっていたのは確かだ。


ここで、この人たちの意見を取り入れるのもありかもしれない。


聞くだけ聞いてみても……。


「そういえば妹ちゃんってどんな人なの?」


「どんなって言われても……。」


「そうだねー……例えばおとなしいーとか元気ーとかー?」


「そうそうそーゆーの!」


「そう言われても…昔はめちゃくちゃ元気だったけど、今はなんかずっと無表情だし……。」


「そうなのですね!やはり原因はお兄様とお父様の死ですよね?」


「それ以外考えられないけど……。」


本当は別のところにあるんだろう。


本当の原因はあの拳銃だろうし。


私は夢見銃を貰ったことは話していなかった。


この話をしてしまうと一気に胡散臭くなってしまうと思ったからだ。


「だとすると変だよねー。お姉ちゃんはどうでもいいーみたいなのに聞こえるよー。」


「え、そうなの…かな……?」


「あっ!そんな落ち込まないで!だからさ!家族を失うっていうのはあくまでもきっかけに過ぎないかもって言いたいだけだと思うの!」


「うんー。そーゆーことー。」


「我も同じ考えであります! 家族を失ってしまった以外の何かが作用していると考えられます!」


「そうなのかな…。」


ものすごく鋭いというかなんというか……。


おそらく彼女たちの言う通りなのだろう。


白は夢見銃という代物に固執してしまっているフシがある。


今現状の行動も全ては憎い人を見つけようとする算段の一つかもしれない。


「じゃあさ!春たちにも会わせてよ!」


「え?」


「ですね!我々も実際に妹さんと話してみたいであります!」


「は、はぁ……。」


こういうことは姉が勝手に決めていいものだろうか?


それがかえって白のストレスにならないだろうか?


そこらへんを考えるとうんとは言えない。


「そーよねー。でもいきなりだとびっくりしちゃうよー。まずはあかねんから妹に話を通してみてよー。」


「あ、うんそうね。それなら別に…。」


佐伯さんから助け舟が出てくる。


私は今現時点でより最良の方法が思いつかないし、今はこの人たちに頼ってみてもいいと思った。


「姫宮!!!!」


「げっ……!」


こいつの存在を忘れてた。


「探したぜ!教室にいたのか!」


「なんで探したの?私の目の前から消えてって言ったわよね?」


「いやよいやよも何とやら、だろ?」


「ドヤ顔でそんなこと言われても……。」


ドン引きである。


「はーいー。門倉くんあかねんが困ってるよー。嫌われたくなかったらー。今は話さない方が良いかなー。」


すでに嫌いなんですけど。


「ぐぬ……そ、そうだな……急がば回れとも言うしな!」


ていうか諦めて欲しいんですけど。


避ける避けない以前に朝の発言のせいで生理的に無理。


「かどちん姫のこと好きなの?」


「なななっな!何故それを!!!」


この人って普段こんなだったっけ?


「あー…じゃあ諦めて!姫には先客がいるから!」


お、久野一さんいいぞ!


「なっ!誰だぜ!そんな不届きものは……っ!」


ブーメラン刺さってますよ。


「春たちに決まってんじゃん!男が入ってこれない花園じゃん!」


ん?


「そうであります!我々は体と体を重ね合い!愛を育んだ仲であります!」


んー?


「な、なんだと……そんな……姫宮お前……。」


あ、なんか訂正しないとまずい気がする。


「お前レズだったのかぁぁぁ!!!」


「違うに決まってんでしょ!」


ほぼ言葉を被せるように否定した。


いやいやこんな噂が流れるなんて真っ平御免だ。


なんて恐ろしい作戦を立ててるんだこいつらは……っ!


「えー!なんで否定すんの!あの日のことは遊びだったの!?」


「ツッコミどころしかないんだけど!?まずあの日ってどの日!?」


「おや?これは我々のあの日が伝わってない様子……?」


「は?」


「分かった!じゃあ思い出させてあげる!」


久野一さんはいきなり立ち上がればわたしに近づいてきて、顔をさらにこちらに寄せてきて……


「なんでよ!?」


キス顔で私に近づいてきた久野一さんの頭を叩く。


唐突すぎて意味がわからないし!


「痛いじゃん!」


「痛いじゃんじゃなくて!!意味分からないんですけど!?」


「うーむ……実はですね。もしかしたら茜ちゃんは記憶にないかもしれませぬが……間接キスを我々はしているのです。」


「は?」


「そーよ!ジュースもらったじゃん!」


なんかそんなことした気がしないことはないけど……


「もしかしてそれだけで私と重なり合うとか言ってるわけ?」


「うん!!!!」


「ふん!!」


「痛い!?またぶった!?」


「回し飲み程度誰とだってするわよ!そんなことでいちいち過剰反応しないでよね!」


さっき佐伯さんが言っていた勘違いさせちゃうタイプとかどうとかそういう問題ではない。


むしろ周りの方がおかしいと思う。


「じゃあ!俺ともキスしようぜ!!」


「反吐が出る。」


「辛辣な君も素敵だぜ!」


どうしてこうなった。


キーンコーンカーンコーン。


チャイムが鳴り、先生が入ってくる。


騒々しかった朝の時間は終わり、ホームルームに入る。


「というわけだ。姫宮。任されてくれるな?」


「はい?」


「このクラスの代表は姫しかいないよ!」


「茜ちゃん!頑張って下さい!」


「ちょちょちょ!ちょっと待ってくださいよ!何がどういうわけで何をされるんですか!?」


話半分に聞いていたため、重要なところを全て聞き逃してしまった。


改めて確認しなければ……


「なんだ聞いてなかったのか?仕方ない。もう一度だけ言うぞ?」


先生はため息をついてから今度はゆっくりと話し始めた。


「近々ある校内ミスコンのクラス代表が満場一致で姫宮。お前に決まったんだ。」


「はい……はいぃ!?」


あまりのことに私は思わず席を立って驚いた。


「というわけで、任せたからな。」


「ま、待ってください!辞退します!出来ません!」


ただでさえ白のことでいっぱいいっぱいなのに!


「辞退は許さん。」


「どうしてですか!?」


「どうしてもだ。」


「納得出来ませんが!?」


「いーじゃんさ姫宮!お前なら優勝出来るぞ!」


「そーゆー問題じゃないのよ!」


「へー。じゃーあかねんは優勝は目指せるんだー。」


「当たり前じゃない!可愛いとかそんなこと関係なくやるなら全力で取りに行くわ!」


「じゃあやってよー。出来るんでしょー?」


「当然よ!!」


「よし、じゃあ任せたぞ。」


「……あれ?」


何故私は出る羽目になっているのだろうか?


こうして、一週間後に開催されるとのことのミスコンに出るようになってしまったのだった。


「あー……。」


私は憂鬱な気分で1日を過ごし、放課後を迎えていた。


溶けるように机へと突っ伏して、めんどくさいことをアピールしていた。


「今日のあかねん表情豊かだねー。」


その隣に佐伯さんがやってくる。


「もう取り繕う必要なんてなくなったのよ?いいじゃない別に……。」


「どーしたのー?自信ないのー?」


「そういう問題じゃない!やる事が多すぎてだれてるの!」


「あー妹さんのこともあるもんねー。大変だねー。」


「も と は と い え ば あ ん た が !」


「えへへへーいふぁいよー。」


私が少し涙目で佐伯さんの頰を引っ張る。


何故か本人は嬉しそうに笑っていた。


「茜ちゃん!本日は共に帰りましょうぞ!」


「姫ぇ〜春も寂しい〜!」


「こいつら……。」


なんて能天気なんだ。


私はこんなにも窮地に立たされているというのに……。


「佐伯さんたちだけズルイのじゃ!ワシもともに行かせてもらいたいものじゃ!!!」


「「「そーだそーだー」」」


「え?なんでこんなに集まってるの?」


いつのまにか私の周りは人で溢れかえっていた。


「せっかく茜ちゃんが心を開いてくれたんです!」


「わしももっと仲良くなりたいのじゃ!」


「ちょっと!私が一番先でしょ!」


「俺も帰りたいぜ!」


「人気者やね、茜ちゃん。」


正直鬱陶しいだけなんだけど……


「あのね、こんなに相手出来るわけないでしょ?それと私は今は忙しいの。考える時間も欲しいの。言いたいことわかる?」


「あーたしかに……。」


「そうですね……。」


「うむ……。」


「くっ……。」


「茜、愛してるぜ。」


とりあえず1人を除いて分かってくれたみたいだ。


「「「それなら2人きりで帰ろう。」」」


ダメだ全員に意味が伝わってなかった。


またしても始まる論争に、私は横入りする。


「この際だからはっきり言うわ。あなたたち鬱陶しいから帰って。私は1人で帰りたいの。」


ここまではっきりと言ってやれば分かってくれるだろう。


今更友達なんていらないとかは言わないけど、こんな大所帯で帰るなんてめんどくさすぎる。


ため息が出る。


まあ、売り言葉に買い言葉で承諾してしまった私も悪いんだけど。


「あかねんー妹さんに合わせてくれる話だけは忘れないでねー?」


「我もそう思います!ささ!皆様ここははけましょうぞ!」


「はーい姫が困ってるからねー、さよならー。」


佐伯さん、久野一姉妹が周りの人間を何処かへと誘導してくれた。


全員私の言葉もあってか渋々といった様子で教室を後にしていた。


「はぁ……。」


もはやため息しかでない。


私はこれからどうしたものか……


【ズドン!!!!!!】


「!!?!?」


考え事をしていると、突如銃声が響き渡った。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夢見銃 パノキチ @yu_baba

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る