体験入部②
「ね?
前のめりに提案してくる
「それはあとから考えようね
「うーん...うん、そうだね。今はその時間だもんね。さて、
話は振り出しに戻ってしまったが、どうしようか。現実的な話をすると、先輩のパート以外の楽器をやったほうが今後のためになるだろう。しかし、できる人がいないのでは話にならない。
「...あれ?そういえば、先輩方の演奏ってまだ聞いたことがないのですが...?」
部活動見学でのインパクトが強すぎたために、すっかり忘れていた。実際、演奏⋯というよりはそもそも準備してるところすら見たことがなかった。
「あれ?見せたこと無かったっけ?じゃあ今日は演奏しようか。」
「でも
この編成だとフレキシブルならできるが、曲はほとんどないことは推測できた。また金管のみの編成だとどうしても連符が難しくなる。
「ほら、アンコンの時にやったアレでいいじゃん。
「出来ますけど...わかってもらえるでしょうか?」
⋯たしかに、
「まあ、やるだけやってみましょ?分からなかったらその時だよ」
⋯しかしもう部活終了まで20分ほどであり、今から演奏ということはきっと今日も楽器体験はないだろう。果たして大丈夫なのだろうか⋯?
3人は準備をはじめ、私はそれぞれの楽器を初めて見ることが出来た。
「さて、準備を始めようか。」
夕日は沈み、空は別の姿へと変化している最中であった。
紺碧の空に輝くもの 香月碧空 @sora_eru
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