用語解説(おおまかにね!ざっくりとね!!)

♦<図書艦>

 知的生命体の永続的な存続を目的に建造された航宇宙艦。

 主に石・粘土・竹・紙・電子の書物を収集・修繕・解析・保存する事を主任務としている。

 外部宇宙からの侵略軍によって失われた物語、他の種族と接触する事なく滅びた知的生命体が残した物語、それらを守る事を使命としている。

 また図書艦毎に書物以外の収集任務がある。

 艦名は同盟軍に参加する各惑星の叡智を司る神・精霊・妖精・偉人から取られる。



♦<オモイカネ級>

 最新鋭の図書艦。

 同盟軍では図書艦として登録されているが統合軍では強襲機動戦艦として登録されている。

 まあ言ってしまえば人型機動戦艦・航空戦艦・強襲揚陸戦艦。

 あら?これってペガサス級?

 本来は最上位種族オーバーロードが製造した戦術支援情報生命体バンシィ―八意やごころ>が搭載される予定だった。



♦<扶桑>戦術支援情報生命体バンシィ―

 扶桑に搭載されていた最初期の戦術支援情報生命体バンシィ―

 旧型という事から処分される予定だったが、大間風を筆頭に聯合図書艦艦隊に所属する者達の意向で<オモイカネ>に移植された。

 繰り返される人の死により情報生命体でありながらPTSDを抱えており、メモリーに幾つかの安全弁が設置されている。

 「過去に自分は道具としか見られていなかった」という疑似記憶など。

 ただし戦術支援情報生命体バンシィ―を構成する機器が複雑怪奇な為、実際の記憶と疑似記憶で齟齬が生まれているがそれを認識出来ない措置が施されている。

 本人に自身が抱えているPTSDを認識させない為の緊急措置が故に不十分な所があり、慣熟航行の最中にも自身の演算にミスがあれば過度に再演算を繰り返してしまう事が多発。

 現在では悪癖となっている。



♦<戦術支援情報生命体>

 人の脳細胞を培養して製造されたバイオコンピューターを基準に様々な演算機器を取り付けて製造される情報生命体。

 通称<バンシィ―>。

 テラン人が開発した警報装置から着想を得た上位種族が開発した。

 第一世代(扶桑など)は脳死したテラン人の女性将校の脳を全摘出して作れた。



♦<主力戦艦>

 艦隊決戦を前提に建造された航宇宙戦艦。

 機動力などは考慮されず火力と防御力に重点が置かれている。

 銀河の英雄達の伝説を思い浮かべてもらえたら。

 ベジータの方。

 NHKで歌って踊って暴走した彼じゃない方の。

 もしくはオーベルが塩沢さんの方とも。


 

♦<機動戦艦>

 主力戦艦が艦隊決戦、つまり正面からの殴り合いを前提に建造されたのに対して空間戦闘。戦闘機のように宇宙空間を縦横無尽に動き回る事を前提に建造された戦艦。

 主力戦艦に比べて多岐に渡る任務に対応する事が出来るが建造や維持コストが主力戦艦の数倍以上など高コストなのが難点。

 ようはヤマト。



♦<扶桑>

 アルメキシア級機動戦艦123番艦。

 外部宇宙からの侵略軍との大マゼラン雲解放作戦で大破。

 アルメキシア級自体が戦時量産型戦艦だった事から同盟軍では主力戦艦や機動戦艦の修復が優先されシリヨン造船所に長らく放置されていた。

 同盟軍及び統合軍の再整備計画で重巡航艦としてオーバーホールされる事が決まった。

 現在は艦名も変更されて重巡航艦として運用されている。



♦<外部宇宙からの侵略軍>

 名前の通り。同盟軍では侵略軍。統合軍では侵略者。

 政治的バランスを欠いた評議会の内部紛争により名前が統一されていない。

 なのでもっと色々ある。



♦<ウィルス攻撃>

 生物・植物に感染し細胞を炭素からケイ素に変質させるウィルス。

 人にも感染する。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

図書館暮らし。 以星 大悟(旧・咖喱家) @karixiotoko

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ