異文化コミュニケーションは難しい。そんなことを考えさせられれる作品です。
価値観の全く違う宇宙人との交流は星新一が良く題材にしているテーマですが、この小説も星新一的ブラックユーモアがよく表現されていると思います♪👍
それは「自分がされて嬉しいこと」でもある。両者が一致しなかった場合には…?
最高でした。宇宙人と地球人じゃ、価値観って違いますよね。
丁寧な展開に続くオチが実に清々しい。宇宙人ネタが苦手な方も是非。
第二次世界大戦中に日本兵の捕虜になったアメリカ将校が、牛蒡を食事に出されて「木の根を食べさせられた」と言って、不当な扱いを受けたって話しを思い出しました(もちろん不当な扱いではない)
地球に来訪した宇宙人をもてなす、というショートストーリー。しかし、そのコミカルな文章に反して内容は悲劇になっている。 が、そこを悲観的にさせないところが巧みと言って良い部分かと思います。 謂わばブラック・ユーモアであり、それはリアルに於ける未知との友好の難しさを皮肉ったものでもあると感じました。 ショートストーリーの中でも秀逸であると思います。
宇宙人に精一杯のおもてなしをしたのですが‥。
宇宙人と地球人での文化の違いをユーモラスに表現しています。そしてここで描かれていることは地球人同士でも通じるものがあるのではないかと思いました。地球人のもてなしを受けた宇宙人は地球人のことを劣った文明とみなすのではないでしょうか。さながら昔、先進国がアボリジニなどを未開文明と評したように。相互理解の重要さを表す素晴らしい小説だと思います。
すっきりと完成された文章がとても読みやすかったです。ストーリーも、これぞ短編という展開とキレに感服致します^ ^面白いですね。
登場する宇宙人がされていることがマッサージやお灸ということもあって、私は認知症の方と現代の世界との齟齬という解釈に至りました。ただ相手を知ることが時に恐ろしく困難で、知らぬうちに傷つけてしまうことがあるということに、私もアンテナを張れたらなと思いました。
短くまとまっている上に内容のキレが良くて、読みやすい作品でした。