その日出会ったのは、優しいおきつね様でした。

風森町にある神社には、銀翔と言うおきつね様が住んでいる。

ある日中学生の女の子、ナナコの前に現れた、傷ついた男の子。彼こそが神様の使いにして、風森町を守っているおきつね様、銀翔でした。

ふとした出会いから、銀翔や妖怪達と仲良くなって、交流を深めていくナナコ。お話をしたり、カフェでお茶を飲んだりと、楽しく過ごすのですが、そんな中町に迫る不穏な影が。
妖怪ぬらりひょん率いる一派が運んできた争いの種。ナナコはそんな妖怪達の争いに巻き込まれますが、実はナナコ自身に、大きな秘密が隠されているのでした。

銀翔達と関わったのは、偶然でなく運命。優しい奴もいれば、恐ろしい奴もいる妖怪達の戦いに身を投じていくナナコと、そんな彼女を必死になって守ろうとする銀翔。このお話は、そんな二人の絆の物語です。

妖怪もののお話が好きと言う方に是非、読んでもらいたい一作です。

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