そいつは追いかけてくる

僕の後ろからそいつは追ってくる。夢の中で追いかけてくるわけではない。

ただ、追いかけてきて、ナニカとして追いかけてくる。


ナニカって、そんなものは僕にはわからない。わからないからこそ、そいつとしか言いようがない。


君にだってあるだろう。わけのわからないソイツが追いかけてくる感覚。


仕事や学校の課題化、進路か。ナニカ。

そんなことは今関係ないんだよ。


そいつは僕の後ろをついてくる。ついてきてついてついてきて追いついてくる。


袋小路に追い詰められないよう誰かをデコイにしてでもそいつからは僕は逃げ続けよう。走り続けよう。


そいつは何かの姿でやってくるのだから。

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