「超初心者」と謙遜されていますが(ご本人は本当にそう思われているのかもしれません)、どの作品を取り上げても親しみやすい妙味と感動が息づいており、俳句を書かれている方々や文芸的な短詩を書かれている皆様に是非楽しんで頂きたい思いで一杯になりました。エッセイ部分もユーモラスで素敵です。詩は短く身近でありたい、と願う門外漢がカクヨム上で流れ着いた新表現大陸でした。
俳句。小学校の国語の授業で詠んだなぁ……。その程度の知識しかない私ですが、このエッセイは俳句の世界にゆったりと招き入れてくれます。多種多様な季語を扱う難しさや、五七五の中で描かれる物語の可能性。「俳句って、短いけど奥が深い!」。読んでいてそう実感するエッセイです。毎回、著者の詠まれた俳句と解説が載っていて、お気に入りの句を探すのが私の楽しみ方です。俳句の世界、あなたも覗いてみませんか? 小説とは違う新たな刺激に出会えるかもしれませんよ。
俳句のことは何ひとつ分からない私ですけれど、この作品群は文字列のビジュアル的に『なんかカッコいい』『なんかハイカラ』な感じがします。作品ひとつひとつに作者様らしい解説も添えられていて、なるほどそんな気持ちが込められているのか、と。一度で二度美味しいチョコクリームアンパンみたいです(あ、三度だ……)