淋しさは愛になり、愛はまた、淋しさへと変わる

孤独は誰もが感じるものだけど。
それが過ぎてしまえば、心は割れてしまうのかも知れない。
自分を守るためでもあるのだが、哀しい事だ。残酷なことだ。
夢うつつの希望は、いつか消え去ってしまうからだ。

「妖精はもういない」

少女がそうと気づいた時、そこに救いはなかったのか。
少年がそうと知った時、彼を慰めたものが同じ真実だったように……。