灯籠廻船

作者 icecrepe/氷桃甘雪

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★★★ Excellent!!!

ホラーなんですが、恐怖でカチコチになるというより、むしろハラハラドキドキのスリリングな展開に、夢中になって一気に読んでしまいました。
生きて帰るため、女子高生や小学生とともに必死で闘う主人公。"いい歳した大人"と自嘲しながら、その闘いの中でほんとうの大人に成長してゆく姿がこれまたイイ‼︎
無駄がそぎ落とされた文章で、テンポ良く展開してゆくため、夜中に読んでてやめどころに困る(続きが気になって仕方ない!)始末。すっかり睡眠不足ですが、読み終わってスッキリ。読後感も素晴らしいです。
もっと多くの人に読んでもらいたいと思います。
余談ですが、主人公の葛藤がわが身の体験に重なります。親との対立、そして成長…という流れに、ジャンルはまったく異なるものの、ティム・バートン監督の「ビッグ・フィッシュ」を思い出しました。

★★★ Excellent!!!

死者をあの世へと運ぶ船「灯籠廻船」に、
生者でありながら迷い込んでしまった鎌ヶ瀬偉達。
生きて還るための条件は、
「ヤツマタ様」たちと七夜戦って生き残り、
「主様」の名前を解き明かすこと。
ユメミ、ロッコ、シュウ、三人の少年少女と知恵を振り絞り、
死力を尽くして、戦う。

いろとりどりの装束に身を包み、
異なる能力を持つ八人のヤツマタ様との死闘。
どうすれば勝てるのか、ハラハラし通しでした。
そして最後の、あっと驚く真相。
連載が終わったので、頭から再度読み返しましたが、
なるほどそういうことだったのか、と納得です。
面白かったです。